使える!と評価の高い「過炭酸ナトリウム」。重曹やセスキ炭酸ソーダでは落としきれなかったカビやシミに効くうえに、環境にも優しい洗剤です。そんな過炭酸ナトリウムの効果的な使い方を専門家に教わりました。

過炭酸ナトリウムの得意なこと

・ぬるま湯やお風呂の残り湯(30〜40℃くらい)を使うと、より効果を発揮しやすい

つけおきには30〜40℃くらいのぬるま湯を使うと分解がスムーズ。お風呂の残り湯を使うのもおすすめです。温度が高すぎると効果が落ちるので注意

・重曹やセスキ炭酸ソーダでは落としきれなかったシミやカビに効く

シミやカビなど困った汚れに使うと効果的。アルカリ度が高いので、普段の汚れ落としにはパワーが強すぎて素材を傷めてしまうことも

・カビや雑菌を殺す「殺菌」「消臭」効果がある

過炭酸ナトリウムは、水と反応すると泡を出して活性酸素を発生し、これがカビやにおいの元となる雑菌に取りついて、細胞膜や細胞質を酸化して死滅させます

・ついてしまったシミや色柄ものの「漂白」ができる

通常の洗浄では落ちないシミやくすみも、過炭酸ナトリウムを使うと活性酸素の力が色素を分解、漂白します。衣類の染料は落とさないので色柄ものにも安心

・強い刺激臭がないから使いやすく、安全で環境へのダメージも少ない

ツンとしたにおいがなく、扱いやすい過炭酸ナトリウム。水に流しても、炭酸ソーダと酸素、水に分解されるので、環境への負荷が少ないのもうれしい

使いやすくて便利!殺菌・漂白ペーストのつくり方

 重曹と水を混ぜ合わせるだけでペースト状になり、使いやすさがぐんとアップ。短時間なら素手で触ってもOKです。

[材料]

・過炭酸ナトリウム 大さじ2
・重曹 大さじ2
・水 大さじ1〜2

(※ペーストは時間がたつと発泡して効果がなくなるので、1回で使いきれる分量だけつくること)

[つくり方]

(1)過炭酸ナトリウムと重曹を合わせる

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(2)水を少しずつ加えながら、好みのペースト状になるまで混ぜ合わせる

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●かためのペースト…タイルの目地のカビ取りなど、壁面には塗っても流れ落ちない程度のかたさのペースト

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●やわらかいペースト…まな板の殺菌など、広い面に塗り広げたいときは、やわらかいペーストが使いやすい

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[取り扱いの注意点]

・合成界面活性剤の入っていない、「過炭酸ナトリウム100%」と成分表示のある粉末状のものを使うこと。塩素系漂白剤と絶対に間違えない

・毎日の汚れ落としにはパワーが強すぎるので、使わない

・過炭酸ナトリウム100%のものを直接触ると手が荒れてしまうことがあるので、ゴム手袋を使用する

・水に触れないようフタつきの容器で保管する。溶かしてスプレーボトルに入れて使うのは危険なのでNG

・毛や絹などデリケートな繊維、ステンレス以外の金属や自然素材のもの、草木染めなど色落ちしやすい製品には使えない

【教えてくれた人:岩尾明子さん】
インターネットサイト「地球に優しいお掃除」を運営する環境NGO「クリーン・プラネット・プロジェクト」代表。エコライフについての講演等を行い、各メディアにて活躍中。著書に『いそがしい人のための重曹生活』(中経出版刊)、『重曹でナチュラルベビーケア』(主婦の友社刊)などがある

<撮影/山川修一>