“焚き火”でコミュニケーション力アップ!? 「キャンプ」が子どもに与える好影響

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秋は、子どもたちを思いっきり外で遊ばせてあげたいシーズン。

“集団遊び”で将来、勝ち組に!? 「遊び方」で変わる「社会人基礎力」3つ

だだっ広い芝生で走り回る姿や、自然と接して新たな発見をしている姿はほほえましいものがあります。そんな子どもたちの遊びの場として、「秋キャンプ」はいかがでしょうか?

実は、キャンプには、子どもを大きく成長させる意外な効果があったりするのです。

今回は、書籍『キャンプで子育て GUIDE for FAMILY CAMP』を参考に、知られざるキャンプの効果をご紹介したいと思います。

「焚き火」がコミュニケーション力を高める!?

大阪ガスと東北大学の川島隆太教授との研究結果によると、「火を使うことで脳が活性化される」ことがわかっています。

キャンプで火を使うシーンといえば…、ライターやマッチで着火剤に火をつける時や七輪で火をおこす時、また、ガスコンロに点火する時など、数多く遭遇しますよね。

また、火を使うと言えば、焚火があります。親御さんの中には、「焚火を見ているとリラックスした」という経験のある方はいらっしゃいませんでしょうか。

焚火を囲んでいると、ついつい長居してしまい、普段、話さないようなテーマについて語ったり、胸の内に秘めていたことを明かしたり……。

火には癒やし効果があることも忘れてはなりません。炎が揺れるのを見ていると、気持ちがとても落ち着きます。
火は、大昔から人と人とのふれあいの場をつくる、重要な役割を果たしてきました。焚火を囲むと、コミュニケーションが弾むし、心も開きやすくなる。
一緒にいる人との距離が縮まるのが実感できます

出典『キャンプで子育て GUIDE for FAMILY CAMP』


家族で一緒に焚火を眺める時間は、お子さんにとっても貴重な機会となりそうですね。

また、焚き火は、火育の場としても良いでしょう。

家にいるとスイッチひとつで火を使うことができますが、キャンプ場で火をおこす時は、木炭や薪を使って丁寧に準備する必要があります。

火の扱い方を学ぶ絶好の機会とも言えるのではないでしょうか。

「暗闇」が4つの感覚を高める!?

火だけなく「暗闇」もまた、学びの機会といえます。

普段、街にいるときは街灯や看板、車のライトなどで夜は案外明るいものです。

しかし、自然の中にぽつんと立ってみるとどうでしょう。夜がどれほど暗いかがわかるでしょう。それと同時に、星の美しさに驚くことも。

都会で暮らしている方にとって、「外で暗闇の中にいる」という機会は、そうあるものではありません。

同書の中で紹介されている富良野自然塾では、「闇の教室」というプログラムを実施しているようです。これが大変興味深いプログラム。同自然塾のHPでは以下のように紹介されています。

全く光のない世界で様々な“闇”の体験ができる日本初の常設スペースです。人間が持っている五感のうち、視覚を完全に封じることによって視覚以外の感覚が蘇る不思議で感動的な体験です。

人類は長い間、夜になると闇の中で暮らしてきました。今のように皓々たる光の中で生活するようになったの はそれほど昔のことではありませんし、現在でも地球上の多くの人々が闇と共に暮らしています。
しかし、日本などの先進国、特に都会では夜になっても闇はありません。

文明の進歩と共に忘れ去られてしまった闇をもう一度体験し、“闇と光”の意味を考え、今われわれ人間が置かれている文明社会を見つめ直してみませんか

ー自然塾のHP


キャンプ場でも、同じような体験が可能ですよね。

太陽が沈んだらランタンをもって散歩に出かけたり、焚き火を眺めたり、月明かりに照らされたり。真っ暗闇とはならないものの、普段、都会ではなかなかできない体験が可能です。

暗闇の中でも私たちは様々な情報を得ることができます。

耳を澄ませてみると、焚き火の音や、川が流れる音、遠くには動物の動く音が聞こえるかもしれません。体感する温度も日中と夜とでは異なるでしょうし、木の香りや土の香りなどに気づくことも。

人間本来もっている感性を再確認する。
キャンプにはたくさんの学びがあることがわかりましたね。

子どもをたくましく育てたいなら、キャンプに出てみてはいかがでしょうか。
家に帰ってきたら、急にたくましくなっていた、ということもあるかもしれませんね。