総統府

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(台北 12日 中央社)蔡英文総統は11日、総統府(台北市)について、100年前に日本の台湾総督府として使われたこの建物は、数十年前も依然として強権政治の象徴だったが、「民主主義によって我々はその門を開き、世界中の人が見学に訪れることができるようになった」と語った。

台湾総督府の建物は、日本統治時代の1919(大正8)年に完成。戦後には中華民国が接収し、中国大陸に「中華人民共和国」が成立した1949年以降は総統府として利用。台湾で強権政治を行った蒋介石、蒋経国親子も総統としてこの場所で執務をしていた。

現在は建物の一部を参観可能で、蔡総統もこの日会談した海外のメディア関係者に「予約さえすれば、国籍や年齢を問わず入場、見学できる」と強調した。今年5月に就任した蔡総統は、9月に常設展の内容を一新。デザインは平均年齢20数歳のチームが担当している。

蔡総統はさらに、今後台湾の人々を団結させる唯一の処方箋は民主主義だと述べ、その重要性を改めて訴えた。

(呂欣ケイ/編集:杉野浩司)