中国には反日感情が存在するが、それでも中国の路上ではそうした日中間の歴史問題がまるで存在しないかのように日系車が走っている。これは日系車の性能が中国人消費者に高く評価されるようになったためだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国には反日感情が存在するが、それでも中国の路上ではそうした日中間の歴史問題がまるで存在しないかのように日系車が走っている。これは日系車の性能が中国人消費者に高く評価されていることが背景にあると言っても過言ではない。

 中国メディアの今日頭条は5日付で、自動車のエンジンについて「自動車の最も重要な部品であり、自動車の品質の良し悪しを決定する」と説明したうえで、日系車のエンジンを絶賛する記事を掲載した。

 記事は、欧州で行われた自動車エンジンの信頼性調査において、トップ10に日本製エンジンは4つランクインしたことに加えて、「1位はホンダ、2位はトヨタ」だったと説明、「日本の工業技術は実に進んでいる」と絶賛した。

 記事が紹介した以前に欧州で行われた信頼性調査とは、英国の保険会社「Warrantry Direct」によるもので、2013年1月に多くのメディアに取り上げられ話題になった。この調査によれば6位にレクサス、9位に日産がランクインした。

 同記事に対して中国ネットユーザーたちは日本の技術の高さを認める趣旨のコメントや、日本の技術の高さに対して愛国主義を持ち出すのは愚かな行為であり、むしろ中国は日本との技術の差を認めるべきだという趣旨のコメントを数多く寄せている。

 なかには「日本人は真剣に努力して性能を追求している」と日本人の努力を認めるように勧めるコメントもある。中国には日系車や日本の技術を高く評価している車ファンがかなり多いことが見て取れ、中国市場で日系車の販売が好調であるのは消費者が民族主義から離れ、客観的に日系車の性能を評価しているためだと分かる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)