ネコを拾ったらどうすればいい?飼うと決めたときの対処法

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もし、道端でさみしそうに鳴いている子猫や、明らかに捨てられたであろう猫を見かけたら…。猫好きの方なら「うちに連れて帰ってあげたい」と思うこともあるかもしれません。そんなとき、どうしてよいか分からず困ってしまわないように、最低限、気をつけるべきことを紹介します。ネコを拾う前に、これを読んで必要なことを頭に入れておきましょう。

■ 捨てネコを見つけた!

ネコを拾う前に、まず「飼い主がいないかどうか」を確認することが必要です。中には迷子猫や外飼いの猫というケースもあります。特に血統書付きの猫の場合は迷子猫で、飼い主さんが探している可能性大です。保護したら、念のため、警察署や動物保護センターに確認を取りましょう。

■ ネコを飼うと決めたらやるべきこと

◎ 動物病院に連れていく

飼い主がいなくて、自分で飼おうと決意したら何をすればいいのか。まずは、動物病院で健康状態を調べてもらいます。野良ネコの場合、猫白血病や猫エイズ、猫パルボの他、寄生虫や真菌にかかっている場合があります。ノミ・ダニの検査・駆除も一緒にお願いしましょう。費用は病院によって異なりますが、予防接種と健康診断を合わせると大体5,000円〜10,000円程度になることが多いようです。

可能であれば、家に入れる前に病院に連れていった方がベターです。それができない場合、とくに先住猫がいるなら、感染を避けるためにも診断結果が出るまで別室にしておく方が安全です。ちなみに、猫白血病や猫エイズは人間や犬などに感染することはありません。もし病気が見つかって飼えなくなってしまった場合は、地域の動物保護団体に相談するなどの対策を考えておきましょう。

◎ 予防接種をする

次に必要となるのが、予防接種です。これは3種混合、4種混合、5種混合と種類があります。値段は病院によって異なりますが、大体3,500円〜7,500円程度となっています。どの程度の予防接種が必要かは猫や飼い主の状態によって異なりますから、病院でよく相談することをおすすめします。室内外の猫なら3種ワクチンが一般的。予防接種は基本的に毎年必要です。

◎ 避妊手術を行う

これは賛否両論ありますが、現在ではペットの避妊手術は飼い主の義務とされています。すなわち猫や犬を育てる上でのマナーのようなもの。ネコは1年に2回発情期があり、1度に3〜5匹出産します。無駄な繁殖を避けるためにも必ず避妊手術を行いましょう。また、避妊手術をすることで、将来的に卵巣などの病気にかかるリスクを劇的に減らすことができます。費用は病院や性別によって異なりますが、オスの場合は日帰りで約1万5000円程度、メスの場合は1泊入院が必要で3万5000円程度が相場です。避妊手術は、生後1年未満の最初の発情期前に行うのが理想とされています。野良ネコは月齢が分からない場合が多いので、いつ頃手術すればよいか動物病院で相談しましょう。

■ 最低限必要なものを準備する

◎ 離乳前の子猫の食事

中には離乳前の子猫を拾うケースもありますよね。そういう時に注意してほしいのが食事です。離乳前の子猫には子猫用のミルクをほ乳瓶で飲ませます。どうしても子猫用のミルクが手に入らないときは、人間の赤ちゃん用ミルクを2倍に薄めたものを利用しても構いません。ただし、これは緊急処置。翌日には猫用ミルクに切り替えましょう。

◎ 離乳後〜成猫の食事

体重が500gを超えているのなら、キャットフードをあげても大丈夫です。キャットフードはできればウエットタイプのものを。最初は柔らかいものを好む猫が多いそうですよ。「猫=牛乳」というイメージがありますが、これは間違い。お腹を壊す猫が多いのであげないでください。

◎ 猫用のトイレを用意する

離乳前の子猫は自力でうんちやおしっこができません。ティッシュなどで肛門周囲をぽんぽんと叩いて刺激することで、排泄を促してあげましょう。自力で排泄ができる月齢であれば、猫用のトイレを用意してあげましょう。猫砂は、固まるタイプ、溶けて下に落ちるタイプなどいろいろな種類があります。猫は教えなくても猫砂があれば勝手にトイレを覚えるので、トイレトレーニングはとても楽なことが多いようです。最初は緊張して、なかなかおしっこがでないこともあります。2日以上出ない場合は命にかかわるので早急に病院に連れていってください。ネコは犬に比べるとトイレの回数が少なく、成猫であえれば1日1回しかしない猫もいます。また、環境が変わったストレスなどで膀胱炎や尿結石になりやすいので、血尿や結石が出ていないか、トイレのとき痛がってないかなど、注意してあげてください。

◎ お水はたっぷりと。水道水でOK!

ネコはあまり水分を取らない習性があります。そのため、膀胱の病気にかかりやすくなります。できれば、お水は数カ所に設置して、なるべくたくさんお水を飲めるように工夫してあげましょう。ミネラルウォーターはミネラル分が多く尿結石になりやすいのでNGです。

■ ネコを飼うのなら生涯大切に

ネコを拾ったときの心構えと基本的な対応をご紹介しました。飼うと決めたら必ず室内飼いにして、最後まで面倒をみてあげてくださいね。

(image by amanaimages)
(著:nanapiユーザー・eto 編集:nanapi編集部)