日本では近年、過労死が問題となっている。厚生労働省も初となる過労死白書をまとめるなど、働き方が社会の問題となるなか、中国メディアの今日頭条はこのほど、中国の過労死問題は日本よりも深刻だと説明している。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本では近年、過労死が問題となっている。厚生労働省も初となる過労死白書をまとめるなど、働き方が社会の問題となるなか、中国メディアの今日頭条はこのほど、中国の過労死問題は日本よりも深刻だと説明している。

 記事は、中国では「仕事の巨大なストレスによって死亡する人は年60万人に達する」と主張、この数字は1日あたり1600人もの人が過労死していることを示すと主張した。

 続けて、仕事に就いている中国人の20%が「過労族」に属し、62.2%の人が「過労死は怖いが働かざるを得ない」状態にあると説明、合計82.2%の人が過労状態あるいは過労状態に接近していると説明。さらに「健康を犠牲にして職務上の地位や金銭を得るというのは、中国のホワイトカラーに普遍的に見られる現状である」とも指摘した。

 厚生労働省の「平成27年度 過労死等の労災補償状況」によれば、2015年における精神障害の労災請求件数は1515件、決定件数は1306件、そのうち業務上と認定された件数は472件となっている。

 従って記事が紹介する「中国人の過労死が毎年60万人」という数字がもし本当なのであれば、中国の職場環境は日本に比べて圧倒的に劣悪ということになる。

 中国のある地方都市の場合、週休2日の仕事を見つけるのは難しいうえに、たとえ見つかったとしても給料は低いという状況が見られ、また週に1日の休みもなく働く若者たちも存在する。毎年60万人という数値の信頼性はともかく、一般的に言って中国の職場環境は日本に比べて長時間働かざるを得ないというのは間違いのない事実だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)