夜空を彩る天体のなかで、私たちにとってもっとも身近な月。太古の昔から、月の満ち欠けは自然界や人間の心理に深い影響を与えてきました。月の満ち欠けは、新月、満月、三日月など、8つのステージに分けられるそう。それぞれの月の特徴と私たちに与える影響を、心理占星学研究家の岡本翔子さんに解説してもらいました。

月の満ち欠けと暮らしのリズムはつながっている


 肌の調子やメンタルバランスなど、1か月のなかで心と体に揺らぎを感じる女性は多いのではないでしょうか? 岡本さんは月と私たちの関係をこう語ります。

「古くから人は、物事の感じ方や体調に月の満ち欠けの影響を感じ、その相関関係を研究してきました。大きく分けると、新月から満月にかけては、力がみなぎり、物事を徐々に形にしていく時期。月が欠けていく時期は、満月までになし遂げたことを発展させながら、次の新月に向けて少しずつ勢いを弱めていく時期です。たとえば、ダイエットだったら、新月から満月は、ワークアウトなど積極的に行動しながら筋力アップや体づくりにはげむ時期。満月以降は浄化の時期になるので、デトックスを心がけましょう。ファスティングなどは新月直前に行うと効果的です」

8つのステージで分かる幸運のカギ

 新月を始まりとし、3〜4日間の周期で月の位相を8つの段階に分けています。それぞれの月が私たちの心と体に与える影響を参考にすれば、月のリズムを味方につけられるかも!?

・新月

なにか新しいことが始まることを暗示しています。アイデアが直感的にひらめいたり、「不思議な予感」を感じたりしたら、それを大切に。今の気持ちや今後の目標を書き残しておくのに、もっともよいときです。

・三日月

新月で始まったことが形になり始めます。壁にぶつかっても気落ちしないこと。あなたに否定的な態度を持つ人たちとも距離をおく必要があります。新月のように「直観」ではなく「知性」を使ってものごとを進めて。

・上弦の月(満ちていく半月)

決断を下す時期です。三日月のときに進めた準備や計画にしたがって、行動に起こすとき。達成を妨げるものに遭うこともありますが、ここで味わう苦しみは「成長の苦しみ」。目標を見すえ、態勢を整えて、計画を推し進めましょう。

・豊穣の月

技術を身につける時期です。戦略やテクニックの見直しを図り、これまで起こったことからなにかを学ぶようにしましょう。また、ここでは新月に始まった純粋な目的に、利害や権力が絡んでくることも。俗に言う「魔がさす」時期で、自分の欲望やエゴとしっかり向き合う必要があるかもしれません。

・満月

物事が成就する時期で、新月で始まったことの結果が、よくも悪くもはっきりと表れます。勝算がありそうなら、さらに前進を。自信がもてない場合はバランスをとったり、再検討したりする必要があります。一般的に言って、満月の日は衝動的になりやすく自己コントロールが難しい日です。

・種まき月

満月が日に日に欠けていく月のことです。満月にピークを迎えたことをさらに発展させる時期。なし遂げたことやひらめきから得た知恵を世間と分かち合い、学んだことを広めて。支援者を見つけるにもよい時期です。

・下弦の月

この時期は「意識の危機」と呼ばれます。今までやってきたことを継続していくうちに「これでいいのだろうか」と自問し、なし遂げたことへの情熱が薄れてくる段階です。自分のやってきたことを振り返り、見直しを行ってみるのもおすすめです。

・鎮静の月

欠けていく三日月のこと。物事に決着をつけるのによい時期です。これまでしてきたことを振り返り、うまくいかない部分を取り除きましょう。人間関係などもこの先どうするのか白黒はっきりさせたくなるかもしれません。

【岡本翔子さん】
英国占星学協会会員。著書や多くの雑誌で、心理占星学の普及に努める。月のリズムへの造詣も深く、月の暦をダイアリーにした『MOONBOOK』は10年以上、毎年発行されるロングセラーに。『ESSE』本誌での連載も好評。また、近年、モロッコの魅力に引き込まれ、アラビア語を習得。モロッコの文化を日本に紹介するほか、旅のオーガナイズも行う。
ホームページ「岡本翔子オフィシャルサイト|- okamotoshoko.com -」
「岡本翔子のMoon Book」