美容の大敵とはわかっていても、日々の生活の中でどうしても溜まっていってしまうのがストレス。うまく発散ができればいいものの、買い物でつい散財してしまったり、人に八つ当たりをしてしまった経験があるという方もいるのではないでしょうか。

それが原因でまたストレスになり、お肌が荒れたり体調不良を起こしたりと、いつの間にか負の連鎖になってしまっていることも……。自分にマイナスなことばかり起こすストレスは、できるだけ溜めこみたくないですよね。

日本は“ストレス大国”とも言われていますが、海外と比べると、外的要因に加え、無意識に自分にストレスを与えてしまっている傾向があるのかも……と感じることがあります。今回は、今まで約40カ国の方たちと関わった経験のある筆者が、その中で彼らから学んだ、ストレスを溜めこまないためのヒントについてお伝えします。

■1:ワーク・ライフ・バランスを考える

毎日仕事に追われていると、ストレスはどんどん溜まってしまいます。「日本人は働き過ぎ」とはよく聞きますが、実際、有給休暇の支給日数は海外諸国に比べて少なく、消化率はワースト1、2を争っています。「2週間のまとまったバケーションをとってゆっくりと過ごす」なんて、日本では非現実的ですよね。

海外の人たちが、仕事と生活にメリハリをつけられているのは、有給制度の違いもありますが、日々の仕事においてもなるべく残業せずに、自分の時間や家族との時間を大切にするという姿勢にあります。会社の仕事内容や規則は様々ですが、膨大な仕事をただこなしていくだけではなく、過度な状況によって、自分の生活が無くなってしまっていないか、1度向き合ってみましょう。

過去に週100時間以上の労働経験のある筆者は、ストレスと疲労により、3ヵ月も持たないうちに心身共にダウンしてしまったことがあります。そうならないためにも、効率的に仕事ができているか、仕事を引き受けすぎていないか、後日に回せるものはないかなどを考えながら、自分の生活も大切にし、ストレスを溜めこまないようにしましょう。

■2:定期的に運動をする

体を動かすことがストレス発散に役立つのは周知の事実ですが、ストレスを溜めこんでしまうと外にも出たくなくなることもありますよね。そんな状態にならないようにするためにも、日々体を動かす機会をつくるのがおすすめ。「そうしたくても時間がなかなかとれない」という方は、先述の“ワークライフバランス”の偏りを見つめ直す必要があるかもしれません。

最近は女性でも本格的なトレーニングをしたり、ジョギングやウォーキングに力を入れている方も多いですが、海外の方は自分の時間が多く持てるからこそ、体を動かすことがより身近にあると感じます。“ストレス解消→仕事の生産性アップ→帰宅が早くなる→自分の時間が持てる→ストレス解消……”というような習慣ができるといいですよね。

どうしても時間がとれないのであれば、寝る前にはストレッチをする、必ず階段を使うなどと決めて、少しでも体を動かす機会をつくるようにしましょう。『美レンジャー』の過去記事「舞台女優の1分ケア!乱れた心がスッと整う“ヒーリングストレッチ”」では、ストレスに効果的なストレッチ方法をご紹介しているので、是非参考にしてみてください。

■3:周りと自分を比較するのをやめる

「あの子はこうなのに私は……」と、誰かと自分を比較した経験は誰にでもあるのではないでしょうか。人を羨んだり嫉妬するのは普通のことですが、それにより自分に劣等感を抱えてしまうと、ストレスは募るばかり。自分に自信も持てなくなってしまいますよね。

国の文化的背景も大きく関係していますが、海外では、自分の家族や彼氏彼女のことを話すとき、大抵の人は褒めたり自慢することが多く、自分自身に対しても自己肯定感が高い傾向があります。一方で、謙遜の文化がある日本では、自分や身内のことをへりくだって伝えることが多いですよね。 謙虚であることは古くから日本の美徳とされていますが、必要以上に自分を卑下すると、自分の心を苦しめることにも……。

“自分なんて”と思わず、自分でいいと思っていることや、人から褒められたことは素直に受け入れ、長所として伸ばしようにしたいですよね。コンプレックスを克服する努力をしながらも自分のいい点に焦点をあて、周りと比較するのをやめることでストレスはだいぶ減らすことができます。

■4:自分の気持ちに素直になる

基本的なことですが、どうしてもYESとNOをはっきり言えないという人も多いのではないでしょうか。また、自分の意見があっても伝えられず、周りに合わせてしまうことはありませんか? 自分の思いとは矛盾することが続くと、ストレスもフラストレーションどんどん溜まってしまいます。

また、男女関係においても、本心とは違うことを言ってしまい、そのためすれ違いが起きてしまうこともありますよね。思っていることは素直に伝え、誤解を生まないようにすることで、きちんと意思疎通を図り、良好な関係を築くことができます。

海外では、自分の思っていること、意見をはっきり相手に伝えるということが多いです。もちろん、私たち日本人としては、ストレートすぎる表現を避けたい場面もありますが、我慢や無理のしすぎには気を付けながら、自分の気持ちに素直な言動を心がけてみてくださいね。

慌ただしい現代社会においてストレスは避けられませんが、過剰なストレスを溜めずに、明るい気持ちで毎日を過ごしていきたいですね。