槙野智章(撮影:PICSPORT)

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勝ち気な槙野智章は「そんなに大変じゃなかったです」と言いながら現れた。この日、日本の守備はほぼ乱れなかった。PKになってしまった場面だけが突破を許したと言えるだろう。CBとともに、両SBがうまくバランスを取りながら守備ラインを構成していた。

「そんなに危険な攻撃も仕掛けられてなくて、いい守備からのカウンターがはまっていたという印象を持っています」。槙野はそう手応えを語った。

また、槙野は「原口(元気)の守備のオーガナイズ」「(香川)真司が前に行きたくなるのにストップをかけ、真ん中を消すこと」「自分のところに来る選手と、森重(真人)選手との間に入ってくる選手を潰すこと」というタスクだったと明かした。

その原口の守備のオーガナイズで、槙野は「(原口が所属する)ヘルタ・ベルリンでこういう仕事をよくしているという話をしていたので、元々やっているプレーを存分に出すために、ワイドの選手を見てもらいました」と、自身が中央寄りに戻り、外を原口に任せたことは自分の判断だったという。

さらに「特に今日はグランド場における細かなコミュニケーションがずっとできてたのがよかったんじゃないでしょうか」と胸を張った。

逆サイドのSB、酒井高徳も手応え十分だったようだ。

「前半うまく守れたと思います」と最初に口を開いた。だが「後半は(小林)悠君を少し後ろに下げすぎたかなとは思いますが」とすぐに反省の弁が続いた。

ではなぜ小林は後ろに下がったのか。どうやら前半はボランチとCBを見ていた小林に、SBのマークに着くように指示が出ていたようだ。そしてちょうど小林の守備の対応を切り替えたとき、PKにつながる右サイドの突破を許してしまったようだった。

酒井はその場面を悔やんでいた。「本当に指示どおりやらなければいけないのか、あるいは自分たちが主導権をとるべきだったのか」。その「コミュニケーションのずれ」が失点を生んだと酒井は考えており、改善が必要だという。

他にも、監督が言う「縦に速いサッカー」ながら、前半見せたように落ち着かせるためのボール回しも必要だったという考えも語った。実は槙野も「もう少しボールを落ち着かせる時間帯があってもよかったんじゃないか」という反省を口にしていた。

槙野も酒井も、監督の指示を自分たちがどう消化して判断するかが大切だという。指示待ちではなく、臨機応変に対応できなければ失点してしまうのがディフェンス。その自立性がしっかりしてきたからこそ、この日はほとんど危ない場面を作られなかったのだろう。

【日本蹴球合同会社/森雅史】

▼ 槙野智章

(撮影:PICSPORT)


▼ 酒井高徳

(撮影:PICSPORT)


▼ 酒井高徳

(撮影:PICSPORT)


▼ 岡崎慎司

(撮影:PICSPORT)


▼ 丸山祐市

(撮影:PICSPORT)


▼ 丸山祐市

(撮影:PICSPORT)


▼ 吉田麻也

(撮影:PICSPORT)


▼ 原口元気

(撮影:PICSPORT)


▼ 原口元気

(撮影:PICSPORT)


▼ 原口元気、香川真司

(撮影:PICSPORT)


▼ 香川真司

(撮影:PICSPORT)


▼ 香川真司

(撮影:PICSPORT)


▼ 山口蛍

(撮影:PICSPORT)