宇多田ヒカルに学ぶ!何があっても「才能をサビつかせない」3つの心得

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NEW YORK - MARCH 25: Singer Utada visits the Sephora store on Fifth Avenue on March 25, 2009 in New York City. (Photo by Brad Barket/Getty Images)

6年間の活動休止期間を終え、新しいアルバムをリリースした宇多田ヒカルさん。

<1998年、宇多田光は日本の音楽シーンのルールを変えた。

2016年、宇多田ヒカルは日本の音楽シーンの延命装置をすべて外してしまうことになるかもしれない>

と、今年1月に出版された著書『1998年の宇多田ヒカル』で予想していたのは、音楽ジャーナリストの宇野維正さんです。

そして実際、9月28日に発売されたアルバム『Fantome』のクオリティが、国内外で大きな話題をよんでいます。彼女の底力に驚いているBizLady読者も少なくないのではないでしょうか。

今回は、宇多田さんに学ぶ、才能をサビつかせないための心得について考察していきましょう。

自分の限界を感じ始めた働く女性にとってのヒントとなるかもしれません。

■1:孤独、疎外感、寂しさを制作意欲に変える

ゲーテの残した言葉に、「才能は孤独のうちに成り、人格は世の荒波にもまれて成る」というものがあります。

9月22日放送のNHKの音楽番組『SONGSスペシャル』で、宇多田さんは常に自分が“アウトサイダー”(部外者)だと感じていたと語っています。

日本にいても、海外にいても「ホームにいる」と感じられない。家族の形も友人とは違う。

しかし、その疎外感を曲作りに生かせていたのではないかと自己分析。

<疎外感って誰でも感じるし、寂しさとか孤独とか、そこを強く理解できるのであればそこを表現して誰でもわかるところに食い込んでいけるのではないか>

思い描いた人生を歩めていないことで、孤独を感じているのだとしたら、その孤独こそがあなたの才能や意欲を高めることにつながるのかもしれません。

■2:過去の賢人たちの“美しい言葉”をインプットし続ける

9月30日にフジテレビで放送された『Love music 特別編 宇多田ヒカル 〜ライナーノーツ〜』で宇多田さんが語ったところによれば、現在英国で暮らす彼女が日常生活で触れる日本語が、主に純文学や詩や古い歌謡曲だといいます。

彼女は、“温故知新”という故事の通り、賢人たちの言葉を吸収し、自分の血や肉とした上で、“詞”という形でアウトプットしているようです。

感覚を研ぎ澄ませ、限られた日本語から新しい気づきを得ることも、才能を研磨させることにつながっているのかもしれません。

■3:密室での創作から、仲間を巻き込む道を選ぶ

『1998年の宇多田ヒカル』によると、活動休止前の宇多田さんは、“スタジオ音楽家”として、スタジオにこもり、作曲にとどまらず、編曲家、プロデューサーとして頭角を現し、プログラミングまで行うようになっていったといいます。

そうして “密室”の中で曲作りをするスタイルだったのが、今回のアルバム作りでは、他のアーティストを巻き込む“コラボレーション”にも挑戦しています。

前述のNHKの番組では、「1人で全部、あらゆる感情とか、あらゆる面を自分でおさめないとみたいなプレッシャー」から解放されたと話していましたが、自分の流儀を変化させ、他人と協力する道を選んだ柔軟さも、アイディアを枯渇させないために大切なことなのかもしれません。

以上、宇多田ヒカルさんに学ぶ“才能をサビさせないための心得”についてお届けしましたが、いかがでしょうか?

今後も、宇多田さんのますますの活躍が期待されます。孤独や閉塞感を素晴らしい作品に変えていく彼女から、BizLady世代の女性達が学べる点は多くあるのかもしれません。

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※ NEW YORK - MARCH 25: Singer Utada visits the Sephora store on Fifth Avenue on March 25, 2009 in New York City. (Photo by Brad Barket/Getty Images)