南北朝時代の特色を残す書院南庭は、絵画のような景色が広がる天授庵最大の見どころ!/(C)サダマツ ヨシハル

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■ 一枚の絵のような秋の庭園を楽しもう!

【写真を見る】門前の石垣や白壁に浮かぶ紅葉は、和情緒あふれる光景を演出!

南禅寺の塔頭の一つで、1339(暦応2)年に光厳天皇の勅許により虎関師錬が南禅寺開山無関普門(大明国師)の塔所として建立された天授庵。本堂は柿茸屋根の建物で、枯山水の本堂東庭と、池泉回遊式の書院南庭の2つの庭園がライトアップされる。緑と紅葉のコントラストは、時を忘れるほどの美しさだ。

本堂や書院がある天授庵の境内は小さめで、風情ある2つの庭園は堂内に腰かけてじっくりとその美を感じたい。日没前に訪れて、南禅寺の三門や水路閣などの名所で、昼の紅葉とともに、幻想的な紅葉ライトアップを楽しむためのベストコース<1〜4>を紹介しよう!

■ <1>門前

天授庵に入る前は、塀越しに色づいた紅葉を眺められる。石垣や白壁に浮かぶ紅葉が、和情緒あふれる光景を演出!

■ <2>書院南側

書院南側には、紅葉と竹林との見事なグラデーションが楽しめる枯山水庭園がある。少し引いた位置から全体を眺めると、より美しいのでおすすめ!

■ <3>本堂東側

普段入ることができない本堂の中からは、池泉回遊式庭園が眺められる。腰を下ろして白砂や松、光に照らされる紅葉を楽しもう。

■ <4>本堂北側

本堂をさらに進むと、南禅寺のシンボルとも言える三門を奥に、うっすらと眺められるポイントがあるので要チェック。勇壮な建築物と紅葉の共演を堪能しよう!

【関西ウォーカー編集部】