旅客機、貨物室にハンドラーを残したまま離陸(出典:http://www.telegraph.co.uk)

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航空機の貨物室に、乗客のスーツケースほかたくさんの荷物を手早く出し入れするバゲージハンドラー(荷物係)と呼ばれる人々。このほどポルトガルでそんな1人が…。

アクシデントはポルトガルのポルト空港を飛び立ち、アフリカのアンゴラ共和国に向かっていたTAAGアンゴラ航空(TAAG Angola Airlines)のDT6544便(ボーイング777-300)で10月1日に起きた。バゲージハンドラーの1名が貨物室の中で作業をしているうちに旅客機が離陸。彼の姿が見えないことに同僚が気づき、しばらく経っても姿を現さず連絡も取れないことから「貨物室に取り残された」と確信したという。

離陸後約30分が過ぎ、飛行機は高度35000フィート、外気温マイナス55℃という中を順調に飛行していたが、地上スタッフはコックピットに非常事態が起きていることを連絡。機長は急旋回、急降下のうえリスボンに緊急着陸せざるを得なくなったと『Aviation Herald』などが伝えている。

同機が着陸すると、予想通り貨物室でぐったりと倒れて意識を失っているところを発見されたハンドラー。搬送先の病院で体調をなんとか回復させた彼は「ペット輸送用のカゴの作業にあたっていた時に転んで気を失ってしまった」と説明したというが、低体温症に見舞われていることから貨物室の中でもヒーターで温度を上げないセクションにいた可能性が高く、さらなる聞き取り調査が必要であるようだ。

昨年ガルーダ・インドネシア航空においては、飛行機のタイヤが収まる「脚格納室」に隠れて約2時間のフライトを耐え抜いた男の話題が飛び出した。命からがらジャカルタの空港に着陸したものの、身体的には大変なダメージを負ったもよう。酸素不足で顔面は蒼白、指の先は青紫となり、左耳から血を流してヨロヨロと歩いているところを地上スタッフに発見されている。

出典:http://www.telegraph.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)