熱いパフォーマンスを披露したアリシア・キーズ (c)Gary Gershoff for Getty Images

写真拡大

6作目となるニュー・アルバム「ヒアー」のUSでの発売日を来月11月4日に控えたアリシア・キーズが、現地時間9日にNYタイムズ・スクエアのど真ん中でシークレット・ライヴを行った。

アルバム発売前夜に米TV局BETにて放映予定の特番の収録も同時進行され、タイムズ・スクエア名物の巨大スクリーンも10カ所以上をジャック。観光客がスマホ片手に柵の外を埋め尽くす大騒ぎの中、DJヤング・グールーがオールドスクール・ヒップホップやアリシアの夫=スウィズ・ビーツ作の新旧ヒット曲をつなげて盛り上げると、会場から数ブロックと離れていないヘルズ・キッチン出身のアリシアが登場。「ここは私の裏庭みたいなところよ!」と感慨深げに周囲を見回しつつ「今日はジョン・レノンの誕生日、私も彼と同じように『進化』や『平等』『愛』を体現しながら、『変化』のためにアートを続けて行くわ」と宣言。

新曲「ゴスペル」、「28 サウザンド・デイズ」などを立て続けに熱演し、大ヒット曲「ユー・ドント・ノウ・マイ・ネーム」では“意中の彼”役としてQティップに電話をかけると本人が登場し、オールドスクールのヒット曲のイントロをアリシアがピアノで弾き、QティップがDJで応戦するという楽しい掛け合いも。続いて過去に共演もしているナズも応援に駆けつけ「ワン・ラヴ」のパフォーマンスを披露。曲間のMCでアリシアは、宗教や人種、性的嗜好による差別や、世界で6,500万人以上いると言われる難民の現状などについて訴えかけた。

ヒット曲「イフ・アイ・エイント・ガット・ユー」ではジョン・メイヤーが登場、クエストラヴをドラムに従え彼自身のヒット曲「グラヴィティ」も演奏。そして先日解禁されたばかりのニュー・シングル「ブレンデッド・ファミリー」を熱唱。さらに、ボブ・マーリーの「ウォー」やジョン・レノンの「イマジン」のカヴァーを披露して会場を愛と希望で包み込んだ。お馴染みのNYアンセム「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」ではジェイ・Zも登場、会場の興奮は最高潮に。この夜最後の曲となった「ホーリー・ウォー」ではグランドピアノに切り替え、男女間の賃金格差や教育機会などの不平等について熱く語った。

折しも共和党の米大統領候補トランプ氏による女性蔑視発言が全米中のメディアで物議をかもす中、「誰とは言わないけれど、名前が人間のクズ(scum)と韻を踏んでるアイツ」とほのめかし、タイムズ・スクエアの夜空に堂々と中指を突き立てると、大歓声が涌き起こるシーンも。アリシアが観衆やTV視聴者に向けて投票へ行くことを強く促す、非常に政治色の濃いプロモーションイベントとなった。【ハリウッドニュース編集部】