豊洲市場や東京五輪・パラリンピック施設問題などで多忙を極める小池百合子都知事が10日(2016年10月)、福岡・久留米市に姿を現した。鳩山邦夫・元総務相の死去に伴う衆議院福岡6区の補欠選挙の応援に訪れた。

きょう11日に告示された福岡6区は自民党系から2人が立つ分裂選挙になった。自民党県連は福岡政界のドンと言われる蔵内勇夫県連会長の息子で参院議員秘書の蔵内謙(35)を推すことに決めたが、鳩山邦夫氏の次男で前大川市長の鳩山二郎(37)が立候補を宣言し、2人が自民党公認を争うことになった。

蔵内陣営には地元の古賀誠元幹事長、麻生太郎財務相、鳩山陣営には菅義偉官房長官、二階俊博幹事長がそれぞれ付き、結局、自民党本部はどちらも公認せず、当選した方を追加公認すると決めた。

「公認取れない選挙って厳しいですよ」に聴衆大笑い

小池知事は「鳩山邦夫氏のポン友として、息子さんの応援に駆け付けた」と言う。さっそくマイクを握って「戦いは厳しいですよ。だって公認取れなかったんだよね。他人事ではいられません」と、自らの都知事選になぞらえ、集まった聴衆もこれには大笑いだった。

小池知事の応援は単にポン友の息子だからというだけではないとコメンテーターの龍崎孝(流通経済大教授)は解説する。「小池知事があえて応援に行ったのは、菅氏や二階氏に貸しをつくることで、今後の都政運営に利用しようという打算もあったと考えられます。都知事選で自分を応援してくれた区議の『7人の侍』を党除名から守らねばならないですし・・・」

投開票は今月23日だ。