前年比約50%アップ!湯治ブームの到来だ

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宿泊予約数が全国で前年同期比約1.5倍と、今年ブレイクした温泉の新しい楽しみ方「湯治」ブームを受けて、楽天トラベルが湯治体験が人気の「温泉宿ランキング」を発表した。1位に輝いた温泉は、群馬県の「四万温泉積善館本館」、2位は青森県の「酸ヶ湯温泉旅館」、3位には秋田県の「日本の山岳温泉リゾート新玉川温泉」がランクインした。ベスト10は以下の通りだ。秋の行楽シーズンの週末、新しい温泉トレンドに挑戦してみよう。

【写真を見る】1位の四万温泉「積善館本館」。本館は元禄4年に建てられ、日本最古の 木造湯宿建築と伝えられる

■ 1位 四万温泉 積善館本館(群馬県)

元禄4年の開業から300年以上の歴史のある湯治宿で、建物は日本最古の木造湯宿建築で、玄関は群馬県の指定文化財にも登録されている。源泉かけ流しの温泉はナトリウム・カルシウム塩化物硫酸温泉。宿泊者からは「歴史のある本館は訪れるだけでも価値があり、四万温泉まで足を延ばしたのは正解でした」との感想が。

■ 2位 酸ヶ湯温泉旅館混浴風呂(青森県)

約300年前に開かれた歴史ある温泉宿。総ヒバ造りの大浴場「ヒバ千人風呂」は160畳の広さの混浴風呂で、4つの異なる源泉の浴槽が。泉質はすべて酸性・含硫黄泉で、免疫力を高め細胞を活性化させるとされている。宿泊者からは「はじめて湯治場というものを経験しましたが素晴らしいお湯と昭和の雰囲気にのまれました」。

■ 3位 日本の山岳温泉リゾート 新玉川温泉(秋田県)

塩酸を主成分とした強酸性でラジウムを含み、自然治癒力を促進させ身体が元気になると人気。また温泉水を飲むことで新陳代謝の活性化や胃腸の運動や分泌を高め、気管支炎や風邪、喘息などを鎮める効果も。宿泊者からは「全国数多くの温泉を訪れましたが評判どおり温泉は最高!別格でした」との声が。

「湯治」とは本来、温泉地に長期滞在して温泉治療を行うものだが、現在のブームは連休を利用した2〜3泊の「プチ湯治」と呼ばれるもの。確かに現代の働く社会人にはぴったりの楽しみ方だ。観光目的ではない、心と体を休めるための温泉旅行へ出かけてみよう。【東京ウォーカー】