子供たちのため…大雨で道路寸断  住民ら給食背負い徒歩で運搬/台湾

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(台東 11日 中央社)台風19号や前線接近などの影響により大雨が続いた台湾東部。台東県海端郷利稲集落では土砂崩れにより外部とをつなぐ道路が寸断され、陸の孤島と化した。食糧が不足する中、地元の小学校に通う子供たちのため、住民らが山の下で提供された学校給食を背負い、登山道を徒歩で運搬している。

同集落が孤立したのは今月4日。当初は7日の再開通を見込んでいたが、雨の勢いは衰えず、復旧作業は進んでいない。ヘリコプターを使って生活必需品を集落に届ける作業がはじまったものの、輸送力に限りがあり、米や肉類が依然不足している。

給食は通常車で約30分かかる下馬集落から運ぶ。重い荷物を背負い登山道を歩くのは重労働だ。だが、邱強永元郷代表主席(議会議長)は、「子供たちのお腹を空かせるわけにはいかない。どんなに辛くても山を下りて食べ物を背負わねば」と苦労をいとわない。

道路は早ければ12日にも仮復旧できる見通し。関係者は「いい天気が続けば」と早期開通を待ち望んでいる。

(盧太城/編集:齊藤啓介)