連続テレビ小説「べっぴんさん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第2週「しあわせの形」第6回 10月10日(月)放送より。 
脚本:渡辺千穂 演出:安達もじり


7話はざっとこんな感じ


すみれ(芳根京子)がひそかに憧れる潔(高良健吾)のことを姉のゆり(蓮佛美沙子)も想っていて、結婚したいと爆弾発言する。

ゆり対すみれ


「ただただ悲しくて切ない」と、好きな人が召集令状をもらったことを知ったすみれの気持ちをナレーションする菅野美穂。1週では「悲しくて悔しい」と刺繍がうまくできない気持ちをナレーションで語っていた。
なかなか言葉にできない主人公の気持ちを亡くなったお母さんが代弁しているという、優しさすら感じる。

姉ゆりは、すみれとは正反対で、思ったことをすぐに人に話し、行動にも移す。
「こんな世の中だからこそやりたいことをやるべきだと思うんです」と言い、それを潔が「前向きやし向上心がある。素敵やと思うわ」と褒める。

せっかく潔のバイクの後ろに乗せてもらった(いい画!)にもかかわらず、潔の話題は「あんなおもろいお嬢さんほかにおらへんわ」とゆりの話で・・・すみれ、圧倒的に不利!
ゆりの行動は早い。
仕事中の、お父さん五十八(生瀬勝久)と潔の父(名倉潤)と潔に割り込み、結婚したいと言い出す。
そのときの、生瀬→名倉→高良の目線移動と、各々の鳩が豆鉄砲的な表情がおかしい。
演出の安達もじりは朝ドラでは「カーネーション」(11年)や「花子とアン」(14年)、大河ドラマでは「花燃ゆ」(15年)の演出をやっているがどれも一番手ではない。メインにやっていた「夫婦善哉」(13年)が良いドラマだったので今回の演出にも期待したい。

ゆりはわずか15分の間に、これまで朝ドラが問題にしてきたふたつのこと・・・女が決められた人と結婚させられることを「会ったことのない人と幸せになれると思わない」、女だからやれないとされることに「自分のやりたいことをやる人生を諦めない」と一気に否定して女の自由を主張する。なんて勢いだ。

「男も女も関係ありません人を愛するのに」と言って自宅謹慎になってしまうゆり。
それでも外出しようとして、執事の忠さん(曽我廼家文童)の転び技「私は誰? ここはどこ?」に阻まれる。
忠さんのほうが一枚上手であった。
でもそのせいで、すみれは、ゆりが潔へ宛てた手紙を預かるという思いがけない辛い目に・・・。
どうなるすみれ!
(木俣冬)