デビアスなメイドたち

写真拡大

全米で熱烈な女性ファンを獲得している『デビアスなメイドたち』のシーズン2のDVDが好評発売中だ。待望のシーズン2でもメイドたちの波乱万丈でスリリングで危険に満ちたドラマが繰り広げられていくが、この度『デビアスなメイドたち』と『デスパレートな妻たち』の共通点を改めて検証した。

◆ギリギリの崖っぷち状態が生み出す笑いと感動

殺人事件や借金地獄、三角関係に隠し子など、ギリギリの崖っぷち状態に主婦たちが置かれることで、笑いと感動的な涙の嵐が吹き荒れた『デス妻』。本作も同様、メイドたちは殺人事件や禁断の格差恋愛など、それぞれが抱えた深刻な秘密によって崖っぷち状態に追い込まれていくのだが、その事情は『デス妻』よりもさらに切実だ。貧しい移民で、しかも女性という社会的弱者の彼女たちの巻き起こす赤裸々な笑いと涙の向こうにあるのは、ささやかな幸せ(それだけでは満足できない女性も約1名含まれるが)と当たり前の正義を求める女性たちの切なる願いだ。だからこそ、視聴者の誰もが強く共感することができるのである。

◆美しい街に暮らす美しい人々のドロドロとしたスキャンダラスな裏側

郊外の閑静な高級住宅地を舞台にした『デス妻』に対し、本作の舞台はビバリーヒルズ。そこに暮らす人たちの、一見すると完璧に見える日常の裏側に隠されたドロドロとしたスキャンダラスな世界を描いていく...という点においても『デス妻』と共通している。その一方で本作は、豪邸で働くラテン系移民のメイドたちの視点を通して上流階級の世界を描くことによって、貧富の格差というアメリカン・ドリームの光と影、つまり現代アメリカ社会の現実を色濃く映し出すという点で、よりタイムリーかつ奥の深いストーリーとなっている。

◆名クリエイター、マーク・チェリー

実は本作のクリエイターは『デス妻』生みの親、マーク・チェリー。メキシコの人気ドラマの米版リメイクに当たる作品だが、そもそものオリジナル版が『デス妻』から多大な影響を受けている。そこからさらに、アメリカならではの刺激的でゴージャスなアレンジを施した本作は、美しくてセクシーで自立した大人の女性たちの友情、シリアスとコメディの絶妙なバランスを保ったストーリー、きわどいジョークが満載のブラックなユーモアセンス、背徳の香りがプンプンとする濃厚なラブロマンスなど、まさにチェリーのトレードマークとも言うべき要素が盛りだくさん。また、本作で製作総指揮を務めるのは、『デス妻』で大ブレイクしたエヴァ・ロンゴリア。企画の段階から彼女にアイデアや意見を求めており、プロデューサーとして番組に迎え入れたばかりではなく、シーズン2では監督として第1話の演出も任せている。近年は映画やドラマのプロデュース業にも忙しいエヴァだが、そのきっかけとなったのが実は本作なのだ。

『デビアスなメイドたち シーズン2』は、DVD好評レンタル&全話一挙デジタル配信中。また、DVD COMPLETE BOX(10,000円+税)も好評発売中。(海外ドラマNAVI)