コラッ言うこときいて!「子どもの心に響かない」ママのNGお怒りフレーズ5つ

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“しつけ”は親の重大な役割ですが、子どもを叱るのって本当に難しいですよね。

いくら「○○しちゃダメ」「○○しなさい」と口を酸っぱくして注意しても、子どもにうまく伝わらず、親としての自信を失くしてしまいそうになることはありませんか? でも、子どもが親の言うことを聞かないのは、誰のせいでもありません。

幼児教育専門家の立石美津子さんによれば、お母さんが“ついつい発しがちなあのフレーズ”が、子どもの心には全く響かないこともあるのだそうです!

今回は、立石さんの著書『「テキトー母さん」流 子育てのコツ』を参考に、“子どもがどんどん言うことを聞かなくなる”NGフレーズ5つをお届けしたいと思います。

 

■NG1:ダメ出しお母さん「○○しちゃダメ」

「散らかしちゃダメ!」「走っちゃダメ!」「騒いじゃダメ!」など、「○○してはいけない」系のメッセージを1日に何度も発していませんか?

ただ頭ごなしに禁止するだけでは、子どもが自発的に「次からこうしよう」と言動を改めることにはつながりにくいでしょう。これでは、同じような場面で同じような小言を繰り返す羽目になり、いくら叱ってもキリがありません。

何度厳しく言っても子どもに通じないときには伝え方を工夫しましょう。ポイントは、否定形ではなく、なるべく肯定形で伝えること。

たとえば、「片付けようね」「歩こうね」「小さな声で話そうね」という言い方のほうが、子どもは行動に移す気になるようです。

つまり、駅やお店のトイレでよく見る“いつもきれいに使ってくださってありがとうございます”という貼り紙と同じです。「汚すな!」と命令されるより、自然と「きれいに使おうかな」と思いますよね。

もちろん、「ダメなものはダメ」と言い聞かせることが必要な場面もありますが、聞き分けの悪いお子さんに手を焼いている方は、自分が“ダメ出し母さん”になっていないか、ぜひ振り返ってみましょう。

 

■NG2:指示だけお母さん「ちゃんとしなさい」

親がよく使うけれど、子どもに伝わらない五大言葉は、次の5つなのだそうです。

・「ちゃんと(きちんと)しなさい」

・「早くしなさい」

・「しっかりしなさい」

・「いいかげんにしなさい」

・「お行儀よくしなさい」

どれもあいまいで、漠然とした表現が用いられていますよね。“ちゃんと”とか“早く”とか言われても、子どもには、それがどういうことかわかりません。そしてお母さんは、言うことを聞かない子どもにますますイライラ……。

ついには、「いいかげんにしなさい!」と雷を落とすことになりますが、子どもにしてみればお母さんがなぜ怒っているのか意味不明なので理不尽極まりありません。

子どもには「何をすればよいか」を具体的に伝えるようにしましょう。たとえば、「ちゃんとしなさい」ではなく、「背中をまっすぐにしようね」という具合にです。

あるいは、言葉よりもビジュアルで伝えるほうがよいこともあります。たとえば、「きちんと片付けなさい」ではなく、整理整頓した状態の写真を見せて、「これと同じようにしてね」と言うほうが、子どもにとって理解しやすいでしょう。

いくら大人が“わかりやすく”指示したつもりでも、子どもにそれが通じるとは限りません。「うちの子、なんで言うことを聞いてくれないの?」と苛立つよりも、別の言い方・伝え方を工夫してみましょう。

 

■NG3:人格否定お母さん「悪い子ね」

何度叱っても子どもが言うことを聞かない場合、つい「悪い子ね」と感情的に口走ってしまうことはありませんか?

もちろん、わが子を真剣に思えばこそ、感情的になってしまうのは当たり前。とはいえ、「あなたは○○な子だ」と人格否定するような言い方をすると、子どもは「僕はダメな子なんだ」と思いこむおそれがあります。

頭にカッと血がのぼったときは、ストレートに言葉をぶつけるのではなく、まずは深呼吸して10数えて、冷静になりましょう。

それから、「弟をたたくのは悪いことなんだよ」のように、悪かった行動を否定するようにしましょう。

また、「あなたは悪い子」という“ユーメッセージ”ではなく、「あなたが○○したことでママは悲しい」という“アイメッセージ”だと、子どもは自分がよくないことをしたと気付きやすいようです。

 

■NG4:脅迫お母さん「言うこと聞けないなら、よその子になる?」

「よその子になる?」以外のバリエーションとして、「夕飯抜きよ」や「おもちゃ捨てちゃうよ」なども挙げられますが、こうした脅し文句を“しつけ”に利用するのは考えもの。

はじめのうちこそ効果はあっても、脅しの内容が実行に移されることはがないと、いずれバレてしまい、それ以降、子どもから甘く見られる結果になります。

脅すのではなく、「○○しようね」とストレートに伝えるようにしましょう。

 

■NGその5:責任転嫁お母さん「ほら○○に怒られるよ」

子どもが電車内で騒いで手がつけられないとき、「運転手さんに怒られるよ」のような言い方をしてしまうことがありませんか? 類似フレーズとして「パパに言いつけるよ」があります。

このように、他人の威を借りると「ママは自分で叱れないから強い人を引き合いに出す」と子どもから甘くみられかねません。また「叱られなければ騒いでもいい」と子どもを勘違いさせてしまうおそれも……。

他人の力を借りるのではなく、親自身の言葉でビシッと注意するようにしましょう。

 

以上、“子どもがどんどん言うことを聞かなくなる”NGフレーズ5つをお届けしました。

いずれも1日に1度は口にすることがあるというお母さんが多いのではないでしょうか? ぜひ各項目にあるアドバイスを参考に、子どもの心にきちんと届く伝え方を心がけてみましょう。
(ライター 中田綾美)

 

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【参考】

※ 立石美津子(2016)『「テキトー母さん」流 子育てのコツ マンガとQ&Aで楽しくわかる』(日本実業出版社)