オーストラリア戦に向けて静かに闘志を燃やすDF吉田麻也

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 最終ラインでチームの温度までも調整していく。DFリーダーのDF吉田麻也(サウサンプトン)がオーストラリアとの大一番を前に、クールな表情でゲームプランに言及した。

「相手のペースにハマらないことが必要。ミスは少なくしていかないといけない。リードしているのか、リードされているのか、ピッチの中で状況判断をしながら試合を進めていきたい」

 W杯アジア最終予選3試合を終えて2勝1敗で勝ち点6としている日本は、グループBでオーストラリア(勝ち点7)、サウジアラビア(同7)、UAE(同6)に続く4位にいる。最終的なターゲットは2位以内に入ることであり、アウェーでのオーストラリア戦は、勝つに越したことはないが、引き分けでも可という状況。得点にこだわって前がかりになったり、守備的になりすぎてDF陣だけラインが下がるなど、チームの戦い方がバラバラになることが最も危険だ。

 そんな中、いまや百戦錬磨の域に近づいている吉田は、ゲームマネジメントはもちろんのこと、メンタルの温度調整も必要であると考えている。

「監督も言っていましたけど、この試合がW杯に行けるかどうかを左右するくらいの気持ちで戦わないといけない。ただ、熱くなるのはもちろん大事だけど、頭はクールに。アウェーでの戦いということを忘れずに、クール、クールにやっていきたい」。必要以上のヒートアップは厳禁。冷静さが必要だと強調した。

 “天敵”のFWティム・ケーヒルに対しては「残り15分くらいで必ず出てくると思う」とし、「彼にはもう得点させたくない」ときっぱり。「まずは良いクロスを上げさせないことと、ボックス内での戦いが重要になってくる」と、最終ラインで冷静に対応することを誓った。

(取材・文 矢内由美子)


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