大学までエスカレーターで進学!その意外な落とし穴とは?

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子どもの受験は本人だけでなく、親の負担も相当なものですよね。できれば受験は1回で終わらせて、あとは大学まで楽にいってほしい…それが多くの親の本音ではないでしょうか?

ところが、せっかく大学までエスカレーター式の学校に入っても、思いがけない問題が出てくることもあるようです。
どうしても学校になじめない!
せっかく受験をして入学した私立校。「大学までこれで安泰!」と思って入学させたのですから、親としてはなんとか通ってほしいと思うものですよね。

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私立の学校は、学校独自のカラーというものがあります。学校の特色を十分にリサーチし、子どもの性格に合っていると判断して受験した学校であれば、入学してからの不安も少ないでしょう。

しかし、通える範囲に私立の学校が少なかった、偏差値だけで判断して受験してしまった、滑り止めとして受験日と偏差値から選んだ場合なども多く、子供の性格に合っているか考慮しないこともあるのではないでしょうか。

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大学付属校であっても、国立医学部や私立有名大学への受験に力を入れている場合もありますし、全員系列の大学に進むという学校もあります。

スパルタ色の強い学校、おっとりした学校など校風もさまざまです。おっとりした一人っ子を大学付属の中学に入学させたものの、厳しい競争させるような校風に合わなかったというケースもあります。

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また、付属の幼稚園・小学校からエスカレーター式で上がってくる学校に中学受験で入ってしまうと、内部進学者の輪になかなか入れないということもあります。

大抵は学校に通ううちにだんだんなじんでくるものですが、こういった場合は中学入学組の割合が多い学校のほうが苦労しないですむかもしれません。
大学に希望する学部がない!
中学受験で入学した段階では、将来行きたい学部というものがはっきり決まっていないのが普通です。

しかしいざ大学に進学する頃になると「進学する大学に行きたい学部がない」ということが考えられます。

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中学からエスカレーター式の学校に通っていて、大学で建築を勉強したい!と思ってもその大学には建築学部がなければ受験勉強が必要になります。

とはいえまわりはエスカレーターで系列大学に行く人ばかりで受験の雰囲気が全くないと、一人だけ受験勉強をするのはよほど意志が強くないと難しいものですよね。

このような場合、結局受験をあきらめて大学にある学部の中から消去法で進学する学部を選んでしまう子もいます。

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エスカレーター式で大学まで行ける学校を選ぶときは、子供が将来どのようなことに興味を持ちそうかといったことまで考慮しておいたほうがよさそうです。

特に「もしかしたら理系かも?」という子供の場合は、はじめから大学受験をするつもりでいたほうがいいかもしれませんね。
思いのほか費用がかかりすぎる!
年間の授業料やその他の費用は、あらかじめわかっているものです。

しかし、部活動やホームステイ、海外への修学旅行などで思っていた以上にお金がかかってくることも少なくありません。

さらに、油断できないのが寄付金です。一口10万円で○口以上など寄付金の納入が半分義務化されている学校もあります。

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また、エスカレーター式の学校に通っていても、さらに塾に通う必要が出てくる場合もあるのを忘れてはいけません。いくら大学までそのまま上がれるといっても、やはり成績が悪ければ留年や大学へ進学ができないということもあります。

もう受験しなくてもよいと思ったのに、結局、学費の他に塾や家庭教師の費用が必要になることも。

受験するときは想定以上にお金がかかることもあるのを覚悟しておきましょう。

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もちろん、エスカレーター式の学校で大学まで問題なく通う子供もたくさんいます。

ただ、想定外のこともあるということを知っておきましょう。

校風や教育方針、学費だけでなく、進学する大学に向いている学部があるのか、もし受験する場合は受験しやすい雰囲気があるのかなども考慮して選ぶことをおすすめします。

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