「私が高齢処女なワケ」乙女をこじらせた42歳・書店員の場合

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 現在、日本の未婚女性の処女率は、20代前半で46.5%、20代後半で32.6%、30代前半でも31.3%(※)。想像よりも高い割合ですよね。では、30代後半の未婚女性はどうでしょうか。実は30代前半とほぼ変わらない33.4%という数値が出ているのです。

◆35〜39歳未婚女性の3人に1人が処女

 30代後半以上のヴァージン女性は『高齢処女』と呼ばれています。彼女たちがこれを周囲に告白すると「その年で未経験なんだ……」と、引かれてしまうことがほとんどだとか。でも、処女である理由は千差万別。決して一括りにはできない、各々の事情があります。

 そこで今回、2人のアラフォーヴァージン女性にインタビューを決行。『なぜ私は高齢処女になったのか』そのリアルな本音を吐露していただきました。
※第15回出生動向調査(国立社会保障・人口問題研究所、2015年調査・2016年発表)

◆ずっと女子校で、乙女をこじらせて

●ノリコさん(仮名)・42歳・書店員

 東京都内で書店の正社員として働いているノリコさん。彼女の趣味はティーンズラブと呼ばれる分野の小説を読むこと、そして書くこと。創作系の同人誌即売会にオリジナル作品を出展するほど、その世界にのめり込んでいます。

「初めてそういう小説を読んだのは、ちょうど思春期に入った13歳頃でした。あの頃はティーンズラブなんて言葉はなかったのですが、少女マンガの王道のようなキラキラした世界観の中に織り込まれる、きわどい性描写に夢中になってしまいました」

 私もいつか、こんな体験をしたい……。ノリコさんはその願いを胸に抱きながらも、男女交際を経験することなく中学を卒業。高校は女子校に進み、そのまま付属の女子短大へ入学しました。

「もし高校は共学に進んでいれば、もう少し違ってたのかなと今も思います。短大で秘書検定を受けて、卒業後も女性ばかりの職場で働くことになったので、男性との接点が一切ないままだったんですよ」

◆男性に好かれる努力をしてこなかった

 ノリコさんは中肉中背で、可もなく不可もないルックスをしています。でも、その見た目が、男性から選んでもらうことのできなかった理由だと彼女は言います。

「ごく普通の女の子が、すごいイケメンの王子様に見つけてもらって恋される小説なんて、ゴマンとありますよね。でも現実はそうじゃないって気づくのが、私はすごく遅かった。

 すごい美人じゃない限り、そんな夢みたいな出来事は起こらない。20代前半頃は合コンに行ったり、友達から紹介を受けたり、チャンスはあったんです。でも私は、そこで相手に気に入られようとか、好きになってもらおうっていう努力をしなかったんですよ」

 ノリコさんが親しんできたティーンズラブの世界では、平凡な少女が苦労もせずに素晴らしい恋人を手に入れていました。だからこそ、彼女はどこかで「いつか王子様が私を見つけてくれる」と信じていたのかもしれません。

「当然のようにエッチにも夢を見ちゃってます。それが書いている小説に思いっきり現れてると思います。

 20代のころは、エッチっていうのは小説のようなめくるめく世界だと完全に思っていて、30代になってそれは違うんだと、もっと生々しいものなんだと気づいて、性的なことが一切嫌になって。

 40代の今は、悟りを開いた感じですね。結婚? もう諦めてます。夢の世界を生きていきます」

<TEXT/もちづき千代子>