白石あさえの目指せコースデビュー! 
連載●第28回 
〜カリスマコーチ内藤雄士がビギナーのために特別レッスン〜

◆アプローチショットのアドレスを覚えよう


内藤雄士コーチ:以下内藤 フルスイングをするショットに関しては、スピンスピードも増してきましたし、見た目の形もよくなってきました。そこで今回からは次のテーマに取り組んでいきましょう。

白石あさえ:以下白石 次はどんなショットの練習をするんですか?

内藤:ゴルフでスコアを出すために、最も大切だと言われているのがショートゲームです。いわゆるグリーン周りのアプローチとパッティング。今回からはアプローチに関してレッスンしていきます。

白石:クラブは何を使うんですか?

内藤:ピッチングウェッジです。ソール部分に「PW」と書いているクラブです。

白石:「AW」と書いているクラブもありますが、何が違うんですか?

内藤:「AW」はアプローチウェッジ。「SW」はサンドウェッジのことですが、「AW」に関しては、「PS」という表記がされていたり、いくつかの言い方があります。また、プロや上級者が使うウェッジには「AW」や「SW」といった表記はされておらず、ロフトの数字が記載されています。ところで、アプローチのレッスンをするのに、なぜアプローチウェッジと使わないのか疑問に思いませんか?

白石:確かに! なぜですか?

内藤:グリーン周りのアプローチは、ボールを転がすためのショットだと考えてください。ボールを高く上げたいときには「AW」を使うこともありますが、基本、初心者であれば「PW」で十分。グリーン周りの8割のショットは「PW」で対応できます。

白石:「AW」や「SW」と機能的に何が違うんですか?

内藤:単純にロフトの角度が異なるのと、「SW」はバンスと言ってソールに膨らみがあって、バンカーで砂が爆発しやすいような構造になっているんです。だから、特に女性や非力なゴルファーは「SW」はバンカー専用だと思うことをお勧めします。

白石:フルショットとアプローチショットは振り幅が小さくなるだけですか?

内藤:確かに振り幅は小さくなりますが、少しアドレスやスイングの仕方でポイントがあります。まず、飛ばす必要がないので、クラブの操作性を上げるために短く持ちます。スタンスは狭くして、ボール位置を真ん中よりも右足寄りにします。これはボールを低く出して、転がすためです。「PW」でもロフトは大きいので、上げようとしなくても、自然と必要な高さは出てくれます。

白石:構え方も全然違うんですね。でも、アプローチが上手くなればスコアもよくなるんですよね。頑張って練習します!


●アプローチならではのポイントを確認

ピッチングウェッジ(PW)、サンドウェッジ(SW)、アプローチウェッジ(AW)。3本のウェッジの違いを聞いて、納得の白石さん。アプローチ練習への意気込みも一層上がる。


「グリーン周りのアプローチの8割はPWでカバーできる」と内藤コーチ。すでにゴルフを始めている人にとっても目からウロコのアプローチレッスンは必見。


アプローチの場合、フルスイングとはアドレスやボール位置が変わることを確認。スタンスは狭く、軽く両足を揃える。ボールも中央ではなく、やや右より、右足の前あたりに置いて。


飛ばすためではなく、狙った位置にボールを落として転がすために、写真のようにワングリップくらい余らせてクラブを短く持ち、操作性を上げることがアプローチで重要なポイントのひとつ。


(つづく)

(内藤雄士プロフィール)
ないとう・ゆうじ●1969年生まれ。東京都出身。日本大学ゴルフ部出身。ゴルフ部在籍中に渡米し、アメリカの最新理論を習得。1998年にプロゴルファーを教えるツアープロコーチとして活動を開始。日本にツアープロコーチという概念を持ち込んだパイオニア的存在で、丸山茂樹の米ツアーでの活躍の立役者となった。その後も多くのプロのサポートを行なう傍ら、ジュニアゴルファーの育成にも積極的に取り組み、日本ゴルフ界の根本的レベルの底上げに尽力している。ゴルフを中心としたメディアでのレッスンのほか、ゴルフネットワークでのトーナメント解説など、活躍の場は多岐にわたっている。

(白石あさえプロフィール)
しらいし・あさえ●1991年生まれ。千葉県出身。昨年念願だったグラビアデビューを果たす。今春からは各週刊誌でページをジャック、パーフェクトボディーが注目を浴びる。6月末発売の週刊プレイボーイ28号では、巨匠・渡辺達生氏らとコラボしたグラビアが話題に。学生時代はバスケットボール部に所属し、趣味はスノーボードというスポーツウーマンで、大型自動二輪免許も取得し、バイク好きでもある。ゴルフはクラブを触ったことがある程度というまったくの初心者だったが、この連載で着実に上達。「ボールが芯に当たるようになってきました。まだ、恥ずかしいので練習場では端っこにいますけど(笑)」。身長:164cm B:94 W:60 H:88 血液型:A型。

出島正登●取材・文 text by Ideshima Masato