意外と知らない!? お料理の「さしすせそ」調味料の管理方法

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日本の調味料“さしすせそ”、ご存知ない方はいませんよね? 砂糖、塩、酢、しょうゆ、味噌の5つの調味料をさす言葉です。

和食を作る際、“さしすせそ”の順番で味付けをすると失敗しないと言われているものです。

さて今回は、そんな調味料“さしすせそ”の、意外と把握されていない“賞味期限、保存方法、捨て方”を、順番にご紹介していきます。

■砂糖の扱い方

まずは“さしすせそ”の“さ”。砂糖です。基本的に1kg程度の袋で販売されていますが、適切な保存容器に移し替えたほうがよいでしょう。賞味期限もわかりにくく、気づいたら固まっていて使えない!なんてことも。お料理に甘みを加える大事な調味料なので、しっかりチェックしておきましょう。

(1)賞味期限

品質の劣化が極めて少ない砂糖には、なんと賞味期限がありません。これは食品衛生法並びにJAS法(農林物資の規格化等に関する法律)に定められています。湿度や気温の多い場所では固まってしまうこともありますが、保存方法にさえ気をつければ半永久的に保存しておけるんですね。

(2)保存方法

溶けやすく、固まりやすい砂糖は、もちろん高温多湿、直射日光の当たる場所での保存がNGです。また砂糖には臭いを吸い込みやすいという特徴がありますので、臭いの強いもののそばには置かないように、袋から密閉容器に移して保管しましょう。

(3)捨て方

上記の通り砂糖には賞味期限がないので、基本的に捨てる必要はありません。しかし、虫がついたり汚してしまったりすることもあるでしょう。砂糖も食品ですから、生ゴミ、つまり、可燃ゴミとして廃棄してください。ビニール袋に入れるなど、集荷の際にこぼれ出ないように工夫しましょう。

■塩の扱い方

続いて“さしすせそ”の“し”。塩です。塩分は人体に不可欠なミネラルであり、私たちの日常に深く結びついていますね。料理でも、ジャンルを問わずほとんどの調理法で登場し、他の調味料にも含まれることがあります。管理方法も今一度確認しておきましょう。

(1)賞味期限

砂糖同様、塩にも基本的には賞味期限が定められていません。塩は極めて劣化しにくい調味料のため、食品表示法で省略が許可されているのです。こちらも保存方法によっては、いつまでも保管しておける便利な調味料です。

(2)保存方法

固まる場合がありますので、やはり高温多湿は避けましょう。気をつけたいのが冷蔵庫での保存。使おうとして冷蔵庫から出したとき、急激な温度の変化で容器が結露し、塩本体にも悪い影響を与える場合があります。なるべく冷暗所で、常温保存するのがよいでしょう。

(3)捨て方

異物が混入してしまった場合は、こぼれないよう袋に入れて可燃ゴミに出しましょう。

■酢の扱い方

“さしすせそ”の“す”は、文字通り酢です。お料理に酸味を与える唯一の調味料なので、各ご家庭に1本は用意されていることでしょう。作り置きの常備菜にも重宝する調味料ですが、うまく保存して無駄なく使いたいものですね。

(1)賞味期限

米酢、穀物酢、黒酢など、酢にもさまざまな種類がありますが、一般的に酢の賞味期限は製造から2年程度です。しかし、酢は発酵調味料のため、賞味期限を過ぎたら人体に有害というわけではありません。また、開封後の場合は常温で半年、冷蔵庫なら1年間程度で使いきることが推奨されます。

(2)保存方法

直射日光を避け、冷暗所での保存が適切です。夏場のみ、冷蔵庫で保存したほうが品質劣化をより防げるでしょう。

(3)捨て方

油ではないので、紙に吸わせてゴミに出すよりは排水するほうがよいでしょう。しかし、酢には強い洗浄作用があり、掃除やシャンプーなどにも活用できます。賞味期限が切れてしまっても、二次利用の検討をおすすめします。

■しょうゆの扱い方

“さしすせそ”の“せ”、しょうゆです。日本人にとって、なくてはならない調味料ですね。ご存知の通り原材料は大豆ですので、“さしすせそ”の中の砂糖や塩よりは、保存方法にも気を使う必要があります。

(1)賞味期限

未開封の場合、しょうゆの賞味期限は製造から1〜2年程度。しかし開封するとどんどん酸化が進むため、1カ月程度で使い切ったほうが風味を損なわず、美味しく使えるようです。

(2)保存方法

未開封時は冷暗所、開封後は冷蔵庫での保存が推奨されます。ご家族の人数や毎日の料理の状況に合わせたサイズのしょうゆを選び、必ず蓋をしっかり閉めて保存しましょう。湿度によってはカビが生えることもあり、人体には無害ですが風味を著しく損ないます。

(3)捨て方

各地域の、下水道が完備されているかにより異なり、完備されていない場合排水は厳禁です。最寄りの自治体に相談して、指示を仰いでください。

■味噌の扱い方

“さしすせそ”、ラストは“そ”の味噌。味噌汁や煮物、和食のちょっとした味付けに欠かせない調味料ですね。こちらも発酵食品ですが、大豆を使用しています。唯一固形の調味料ですので、保存法も他の“さしすせそ”とは少々異なるようです。

(1)賞味期限

一般的に、適切な方法で保存すれば冷蔵で1年程度は保つようです。注意してほしいのは、だし入り味噌や減塩味噌。こちらは保存状態を大きく左右する塩分が抑えられているので、普通の味噌よりも賞味期限が早い場合があります。

(2)保存方法

基本的には冷蔵庫で、開封後は表面をラップで覆うことで美味しさを長持ちさせられます。また、冷凍庫に入れれば長期保存も可能。味噌は凍らないので、冷凍庫から出してそのまま使ってOKです。

(3)捨て方

袋に包んでこぼれないようにし、生ゴミとして処理しましょう。

■残りがちなその他の調味料

“さしすせそ”以外の調味料の中には、ときどきしか使わないため、ついつい冷蔵庫に残してしまうものがあります。それぞれの保存方法も、確認しておきましょう。

まず、タイの魚醤といわれるナンプラー。こちら開封後は、冷蔵保存で1〜2ヶ月程度が目安。匂いが強いため自己判断しづらいので、表示されている賞味期限を守りましょう。

牡蠣が原料の中華風調味料オイスターソースは、しっかり蓋を閉めて冷蔵庫で保存すれば1年程度の保存が可能。やはり、賞味期限は守ってください。

また、厳しい製造法を守って熟成された調味料であるバルサミコ酢もよく使われるでしょう。こちらは独特のとろみと風味がありますが、基本的には保存方法も“さしすせそ”の酢と同じです。

以上、調味料の“さしすせそ”の管理方法をご紹介しましたが、いかがでしょう?

賞味期限を把握していなかったり、保存方法を間違えていたという人もいるかもしれませんね。日本人にとって非常に大事な調味料の“さしすせそ”。正しく保存して、おいしく使ってくださいね。