圧倒的な存在感!ダンボールで作成した動物たちのユニークな姿がたまらない

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圧倒的な存在感を放つ、ダンボールで作成された動物たちのユニークな姿がたまらないと話題を呼んでいる。

今にも動き出しそうなキリンやゾウなどの後ろ姿を制作した作品は、野生動物らしいダイナミックな筋肉の流れを感じる造形が印象的。

生き生きした躍動感と巨大な姿に

こちらの作品を制作しているのは、造形作家の玉田 多紀さん。

Tamada Taki

Tamada Taki

ジンベイザメのユーモラスな表情や表皮の質感、オウムガイのうねる脚の様子など、生き生きした躍動感と巨大な姿に圧倒される。

今回は彼女に、ダンボールで作品を作り始めたキッカケや大きな作品を制作するための工夫、またモチーフ選びやインスピレーションに関してなどを伺った。

どんどん無限に広がる様子を

――ダンボールで造形作品を作成しようと思ったキッカケは?初めて作成した作品を教えてください。

大学で油絵を描いていたのですが、もっと素材感や質感のある作品を模索した結果、枝や麻ひもなどを経由してダンボールに行き着きました。

初めの作品は大学の課題でしたが、自分のライフマスクの型を使った平面作品です。

Tamada Taki

Tamada Taki

ダンボールで象った自分の顔が、木の実の様に育ちイメージがどんどん無限に広がる様子を表しました。

今までにない新しいダンボール作品への可能性を感じた作品の一つです。

Tamada Taki

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何といっても乾燥時間を充分に

――大きな作品を制作するための工夫は?また、制作日数はどれくらいかかりますか?

基本的にきちんとした設計図などないのですが、大きな作品は始めにつくるダンボールの骨組みが重要になります。

Tamada Taki

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そして何といっても乾燥時間。これを充分に取らないと、後で大変なことになります。

制作には乾燥時間も含めると、1ヶ月から2ヶ月くらい要します。

生き物の柔らかさや動きを表現

――ダンボールを使って造形作品を制作する上でこだわっている部分は?また、気を使っていることや難しい点を教えてください。

この造形で重要なところは、紙素材を使用していますが水を使うところです。

一度、柔らかくなり固まるときにできる“自然なゆがみ”を大切にすることで、生き物の柔らかさや動きを表現しています。

Tamada Taki

Tamada Taki

乾いた後はまったく予期せぬところがへこんだり、重さのバランスが崩れたり思うように形にならないこともしばしばです。

適材適所で使い分ける

――ダンボールや使用する道具など、お気に入りのものはありますか?

ダンボールといっても様々な種類がありますが、適材適所で使い分けていますので基本的にはどんなものでも使います。

Tamada Taki

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接着剤はお気に入りがあって、必ずコニシのボンドを使います。

生態系から紐解くことも

――制作する作品のモチーフはどのように選んでいますか?また、インスピレーションの源は?

モチーフは突然何かの拍子に「これが作りたい!」と決まることもありますが、先にテーマを決めることが多いです。

Tamada Taki

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生き物のパーツで存在感のあるものでいこうとか、生態系から紐解くこともあります。

例えば、“擬態”というテーマから、“装う・擬死・生き残る”という様なキーワードを元にモチーフを決めます。

Tamada Taki

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生き物が好きというわけではなく、それぞれが持つ生態の不思議さが好きなので、動物園というよりは博物館や研究書などの情報からインスピレーションを受けます。

Tamada Taki

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――作品を購入することはできますか?

販売形式の展覧会でご購入いただけます。

販売用の作品と鑑賞用の作品がありますが、一応すべての作品には価格がついていますので欲しい方はご相談ください。

Tamada Taki

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ダンボールの新しい可能性を

ダンボールの新しい可能性を追求し、独創的な造形作品を制作し続ける玉田さん。

現在は、11月13日までおかざき世界子ども美術博物館(愛知県岡崎市)にて、“造形作家玉田多紀とおかざきの子どもたち展〜ダンボールの海に眠るシードラゴンの伝説〜”を企画展として開催中。

Tamada Taki

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また、12月16日から19日まで横浜ランドマークタワー(31階)にて、“くもにうかぶ森”をグループ展として開催予定だそう。

Tamada Taki

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今後も様々な場所で展示やワークショップを開催する予定なので「ぜひオフィシャル・ウエブサイトでご確認ください」とのこと。

Tamada Taki

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彼女の作品やワークショップが気になる方は、ぜひ足を運んでみていただきたい。