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説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『ホームボタンをダブルクリックすると、いつも特定のアプリが画面下部表示されます!?』という質問に答えます。

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ホームボタンをダブルクリックすると、いつも特定のアプリが画面下部に表示される……それは、ハンドオフが使用する領域ですか? 最近実行したアプリの縮小画面が表示される「Appスイッチャー」の下は、近くに同じApple IDでサインインしたMacがある場合、Safariやメールなどの(macOSとiOSで共通の)アプリが実行されていると、現在の状態を引き継ぐことができますが、そこにmacOSとは無関係のアプリが表示されるというわけですね。

表示されるアプリが利用頻度の高いもので、ロック画面の左下隅と同じだとすると、それはおそらくiOSの学習機能によるものでしょう。たとえば、「ポケモンGO」でよく遊んでいてロック画面の左下にアプリアイコンが表示されるようになれば、ハンドオフを利用するつもりでホームボタンをダブルクリックすると「ポケモンGO」の情報が現れます。

この機能を利用すると、Appスイッチャーでページをめくる操作をすることなく、利用頻度の高いアプリに切り替えることができます。Appスイッチャーを起動して画面下部をタップするだけで起動できるので、アプリアイコンを探す手間が省けます。「ポケモンGO」のように位置情報を使うアプリの場合、「自宅に到着しました」などのステータス情報も参照できます。

利用頻度の高いアプリは、ウィジェット画面で「Siriの検索候補」に表示されているものを使う方法もありますが、先頭のホーム画面に戻らずにすむぶん、Appスイッチャーより高速に切り替えできます。「ポケモンGO」のようなアプリには打ってつけの機能ではないでしょうか。

ハンドオフが機能しなくなるのでは、という声も聞こえてきそうですが、心配いりません。ハンドオフ可能なMacでSafariやメール、マップなどのアプリを起動すれば、Appスイッチャー下の領域はハンドオフ用に早変わりします。

(海上忍)