5日、中国のポータルサイト・今日頭条に、「中国人観光客による史跡への文字刻み込みには3つの原因がある」とする文章が掲載された。写真は万里の長城。

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2016年10月5日、中国のポータルサイト・今日頭条に、「中国人観光客による史跡への文字刻み込みには3つの原因がある」とする文章が掲載された。

国慶節(建国記念日)連休の真っただ中にある中国では、全国の観光地が多くの人出でにぎわっている。この一方で当局がマナー向上に向けた取り組みを行うもマナー違反は続出。史跡などへの文字の刻み込みも関係者が頭を悩ませる問題の1つで、中国メディアは先日も「万里の長城に『○○、愛してるよ。2016年10月1日』と刻まれたれんががあった」と悪質ないたずらがなくなっていない状況を報じた。

文章の筆者は被害状況を示す複数の画像を掲載し、「中国経済が成長するにつれ、旅行を楽しむ人の数も大幅に伸びた。しかし、一部の観光客には直してほしい悪癖がある」との前置きで文字を刻み込む行為に言及。そして、「長城でさえ被害に遭うのだから一般的な観光スポットの悲惨さはきっと言うまでもない。中国人観光客が文字を刻んでしまうのは主に3つの原因があると自分は考える」と述べ、「法律や監督の不足」「伝統文化の影響」「個人の素養」を挙げる。伝統文化に関しては「中国人は古代から文字を刻むのが好き」と中国最古の甲骨文について説明し、素養についてはエジプトの古代建築物に中国人観光客によって刻まれた文字が残っていることに触れて「素養と家庭的な背景は関係ない。お金のない家にエジプト旅行ができるだろうか」と指摘。経済的な豊かさとマナーの良さは決して比例しないとの意見を述べた上で、「バリ島の海底だって中国人観光客の被害にあっている。もううんざりだ」と締めくくった。

この文章にネットユーザーはさまざまなコメントを寄せており、「文字を刻むことで海外旅行をした証拠になるとでも言うのだろうか?自分の愚かさを暴露するようなものだ」「観光地の管理者は経済的利益を追うより、監督をもっと強化してほしい」「海外で中国のイメージを傷付ける人間は帰って来なくていい」などの意見が見られた。(翻訳・編集/野谷)