6日、豪州の主要大学が中国人留学生の割合を徐々に減らそうとしている。中国に過剰に依存するリスクを回避するためだという。写真はオーストラリア国立大学。

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2016年10月6日、中国紙・参考消息(電子版)によると、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは5日、豪州の主要大学が中国人留学生の割合を徐々に減らそうとしていると伝えた。

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オーストラリア国立大学は主要8大学の中で最も中国人学生の割合が多く、2016年に募集した留学生に占める割合は約60%。ある学生新聞が入手した資料では、大学執行部は中国の学生市場に過度に依存することは運営上リスクを抱えることになるとして、2015年から徐々に学生の多様化を図り、中国人学生の募集数を減らしているという。

資料では、2月に行われた理事会において、副学長が「市場低迷による潜在的なリスクを減らす必要がある」と発言したとされ、多様化戦略として、インドやインドネシア、マレーシア、ベトナム、シンガポールなどからの留学生受け入れが進められた。しかし、現状では増えたのはシンガポールとインドの学生だけで、中国人学生の割合は過去5年で42.1%から59.1%に増加している。

2015年の資料では、「本校は依然として中国の国際学生市場に依存している」とされ、多様化戦略によって問題解決が図られるとしつつ、「結果が得られるようになるまでにはいましばらくの期間を要する」と指摘されている。(翻訳・編集/岡田)