写真提供/リノベーション住宅推進協議会

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“見て、聞いて、学ぶリノベーション”と題し、ワークショップやセミナーなどを展開するイベント「リノベーションEXPO’ 16」が、9月22日から11月6日まで全国の7エリア14都市でリレー開催されている。

首都圏会場では開催初日の9月22日、テレビ番組でDIYによる家具や部屋づくりの腕前を披露しているタレントのヒロミさんが登場。モデレーターにSUUMO編集長の池本洋一さん、さらにヒロミさんと同じ八王子出身の若手DIYクリエイターとして、依頼主と一緒にDIYでリノベする集団「HandiHouse Project」のメンバー・加藤渓一さん、デザイン会社TRICKYの高須賀文子さんと毛利朋子さんを迎え、トークショーが行われた。DIYに並々ならぬ想いを寄せる5名が繰り広げた、熱いトークのハイライトをお届けしたい。

テレビでも手抜きは一切ナシ! DIYにのめり込むワケとは?

トーク番組を中心にテレビで引っ張りだこのヒロミさん。じつは、父親が大工だったことから、昔は家業を手伝うこともしばしばあったそう。そのため、自然とDIYをするようになり、いまではプロに「独立できる」と言われるほどの工具をそろえ、「八王子リホーム」と称して、自宅や別荘をはじめ、テレビ番組では芸人の自宅をDIYリノベする企画を担当している。

【画像1】日本テレビ系列バラエティ番組「有吉ゼミ」の企画ではおなじみ、ヒロミさんオリジナル「八王子リホーム」のTシャツ。ちなみに、八王子リホームは実在しないのでご注意を…(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

【画像1】日本テレビ系列バラエティ番組「有吉ゼミ」の企画ではおなじみ、ヒロミさんオリジナル「八王子リホーム」のTシャツ。ちなみに、八王子リホームは実在しないのでご注意を…(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

ヒロミさん:「番組でDIYをするときは、基本的に1日がかりです。一番長いときで丸2日かかりましたね。テレビ用にちょっとしかやっていないと思われるんですが、本当に時間を掛けてるんです。職人の血が流れているのか、(手を抜くのが)嫌なんですよね。ガチでやっちゃうんです。

ペイントとかは間に合わなくてスタッフに手伝ってもらうんですけど、塗り方も『お前センスねえなぁ!こうやってやるんだよ!』って言っちゃう。時間がかかるのはしょうがないんですがスタッフは大変だと思います。でも、放送はほんの何分しかないから僕はオンエアを見ないようにしています。傷つくから(笑)」

DIYへ並々ならぬこだわりをもつヒロミさんだが、仕上がりについては「だいたいでいいんですよ(笑)」と大らかな模様。

「壁紙を張ったり、天井をペイントしたりするときは、(細かいところが)気になるんだけど、住んでいたらたいてい気になんない。天井なんて1回もみないからね(笑)。だから、DIYはいいかげんでいい」

これには、登壇者全員が納得の表情。また、ヒロミさんにとって何よりの楽しみが「ホームセンターに足を運ぶこと」なのだそう。

「ホームセンターは日々用事がなくても行っていて、『これはいいな』『これ今度使えるな』とか思いながら見て回ってます。ホームセンターはテーマパークより楽しいですよ。ちなみに、ホームセンターの話で盛り上がるのは俺と森泉ちゃんだけ(笑)。どこか決まったところに行くというより、ホームセンターによって品ぞろえが違うので、いくつかの店舗に足を運んで使い分けるのがおすすめですね」

初心者はトイレからDIYをはじめてみるのがオススメ

また、DIY初心者は試しに“壁一面を塗ってみること”からはじめてみるのがおすすめとのこと。

「これからDIYをやりたいと思っている人は、トイレとかからやったほうがいいと思います。なぜなら、トイレはそんなに広くないんで失敗して怒られても大したことない(笑)。一面の壁だけ色を変えてみるとか、それだけですごく変わりますからね」

ちなみに、ヒロミさんのおすすめ塗料は、「うま〜くヌレール」という漆喰(しっくい)の製品。

【画像2】『うま〜くヌレール』は毛利さんも使ったことがあるそう。使い勝手の良さと質の高さから、DIY愛好家からの支持されているようだ(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

【画像2】『うま〜くヌレール』は毛利さんも使ったことがあるそう。使い勝手の良さと質の高さから、DIY愛好家からの支持されているようだ(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

「これは壁紙の上から塗れる漆喰なんです。漆喰なので塗りかたが下手でも“味”になります。コツは1回薄〜く塗って、薄〜く伸ばして下地をつくって、それから2回塗ること。『うま〜くヌレール』専用のプラスチックのコテがとても使いやすいですよ。1日で塗れちゃうし、すぐ乾くので簡単。ホームセンターでも売ってます」

なお、デザイン会社TRICKYの高須賀さんのイチオシは「BRIWAX(ブライワックス)」。塗るだけでおしゃれな雰囲気をつくれるワックス。もうひとつが「FARROW&BALL(ファローアンドボール)」というイギリスの塗料。132色の英国伝統色カラーがそろっていて、深みのある色調がすてきなんだとか。

【画像3】日本でも人気の塗料「FARROW&BALL」は、フランスやトルコなど世界中から集められた最高級の天然顔料を使用。日本の住宅にも合う色味もそろう(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

【画像3】日本でも人気の塗料「FARROW&BALL」は、フランスやトルコなど世界中から集められた最高級の天然顔料を使用。日本の住宅にも合う色味もそろう(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

また、“DIYに向いている人”の話題になると、「キャンプやアウトドアが好きな人」とヒロミさん。そのこころは?

「キャンプが好きな人って、『ここにリビングをつくって、台所をつくって』ってやりますけど、それがだんだん家でもそんな雰囲気にしたいとか、つながるものがすごくあると思うんです。キャンプってなるべく良い環境にするために、頭を使ってつくり込むんですよね。だから、キャンプする人はDIYも好きだと思うんです」

DIYは暮らしを豊かにする!理想の住まいをかたちにする

DIYに興味があっても踏み出せない人には、まずは家具や小さなものからDIYをはじめてみるのがおすすめとアドバイス。

「いきなり家をいじるのはハードルが高いと思うので、IKEAやニトリの家具で『ちょっと色を塗ったら可愛くなるのに』って思ったら塗ってみるとか、小さいものからはじめてみるといいんじゃないですかね。適当でも大丈夫。小さいものから入っていって、楽しみが分かってきたら大物に挑戦してみてください」

最後に、ヒロミさんはDIYの魅力をこう語る。

「家族と一緒にやることで思いが家に刻まれたり、家に対する愛着が湧いたりしますよね。ママ(※編集部注:松本伊代さん)と息子も手伝ってくれるんですけど、とくにママは壁を少し塗っただけで、『わたしここ塗った!』って8割くらい塗った感を出してきますからね(笑)」

目下、別荘をまるごとDIYでリノベーションしているというヒロミさん。テレビで観るままの率直なトークでDIYの魅力を熱く語ってくれた。

●取材協力
リノベーション住宅推進協議会