ごく普通の妻が、年収1500万円!? 「稼げるノート術」大公開

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わずか10年で年収5000万。共働きで目標額を達成した背景には、ノートを巧みに使った取り組みがあった。それは――。

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●午堂さん&秋竹さんご夫婦

午堂登紀雄
1971年生まれ。米国公認会計士。不動産コンサルティングや事業開発を手がけるかたわら、資産運用やビジネススキルに関するセミナー、講演で活躍する。
秋竹朋子
東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。聖徳大学大学院音楽文化研究科修了。ビジネスボイストレーニングスクール「ビジヴォ」代表として、「声」「話し方」を指導。

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■ごく普通の妻が年収1500万円に

世帯収入が5000万円を超え、総資産が5億円に達している夫婦がいる。どうせ高収入カップルが結婚しただけだろうという思いこみは捨ててもらいたい。夫の午堂登紀雄さんは元外資系サラリーマンで、独立していまの稼ぎを手にするまで10年かかっている。また、妻の秋竹朋子さんはもともと売れないピアニスト。午堂さんと出会う前はレストランの生演奏アルバイトが主な収入源で、けっして稼ぎは多くなかった。

しかし、秋竹さんは午堂さんと出会ったことで稼ぐ力が開花。いまでは年1500万円を稼ぎ出す。

売れないピアニストだった秋竹さんは、なぜ高収入妻になれたのか。背景には、午堂さんが実践してきたノート術がある。

「私が問題発見・解決のツールとしてノートをつけ始めたのは、外資系で経営コンサルタントとして働き始めたころ。最初は本業に使っているだけでしたが、不動産投資や週末起業に応用したところ、収入がグッと増えました。その後、妻と出会い、ノート術で培った思考法で妻のスキルを分析。そこからビジネスマン向けのボイストレーニングのアイデアが生まれて、彼女は人気トレーナーになった」(午堂さん)

稼げるスキルを磨くために、2人はノートをどのように使ったのか。説明をする前に、まず午堂流ノート術の基本ルールを押さえておこう。

使用するノートは、B5サイズで、表紙の厚いリングタイプ。B5をすすめるのは、手帳では小さすぎるが、A4サイズでは大きすぎて持ち歩きに不便なため。表紙の厚いリングタイプは、ページをくるりと回すと表紙が支えになり、通勤電車の中など狭い場所でも書きやすい点が魅力だ。

考えたいテーマがあれば、思い浮かんだことを見開き2ページに書きこんでいく。言葉と言葉は線や矢印でつないで関連づけ、図やフローチャートにする。図解を意識すれば、考えていることが構造化されて、後で見直したときも一目で理解しやすい。

「ページに収まりきらなければ、次の見開きも使います。同時にいくつかのテーマを考えるときは、後から書き足すことを考慮して、あらかじめ次の見開き2ページを空けておき、見開き4ページごとにワンテーマで書き込みます」(午堂登紀雄さん)

図解やフローチャートを多用することを考えると、ノートは無地、あるいは薄い方眼がいい。罫線があると、罫線に引っ張られて文章中心になり、自由な発想の妨げになる。

一度書いた内容は後から見直して、気づいたことを書き加えていく。時間を置いて見直せば、最初に書いたときには思いつかなかったアイデアが浮かんでくることもあるからだ。追加で書くときは、ペンの色を変える。最初は「黒」で書き、2回目は「赤」、3回目以降は「青」というように時系列で色分けすれば、前回どこまで考えたのか、またどこをどう修正・変更したのかといったことが一目瞭然になる。

▼思考を「見える化」するための大原則

(1)ページの上部に日付を明記する
あくまで「考える」ためのノートだが、書いたことは繰り返し見る。日付を記して検索できるようにする。

(2)テーマを1つ記してまとめる
最初にテーマを書けば、考える内容が明確になる。1テーマは見開き2ページ、場合によっては見開き4ページとる。

(3)ノートは「B5」「リングタイプ」
携帯性、スペースともにB5タイプがおすすめ。リングタイプであればページを回して片手で持って書けるのでなお便利。

(4)キーワードを線や矢印でつなぐ
思考過程がわかるように、キーワードを線や矢印でつなぐ、マル囲みにするなど、できるだけ「図解っぽい」表現にする。

(5)一冊にまとめ常に携帯する
発想が湧いたらすぐに書きとめられるように携帯すること。用途別に分けず、あらゆる発想や情報を一冊に集約する。

(6)矢印の先は空白でもOK
線を引っ張ってアイデアが浮かばなくても、あえてそのままにしておくことで、強制的にほかの発想をひねり出せる。

(7)2回目は赤、3回目は青で
おすすめの筆記具は3色ボールペン。2回目に追加した内容は赤、3回目は青などにすれば、思考の軌跡が追いやすくなる。

(8)何度も見直して加筆し発展させる
重要なのは後から何度も見直すこと。その都度思いついたことを加筆し、より発展的な内容にブラッシュアップする。

(村上 敬=文 小原孝博=撮影)