こんにちは、葛西りいちです。千葉の片田舎で主婦をしながらエッセイ漫画やイラストなどを描いてひっそりと暮らしております。26歳で結婚しもう7年目突入…一男一女の母でもあります。そして、興味のあった整理・収納アドバイザー2級の資格を取得して、現在1級を目指して勉強中です。



「掃除は好きではないが整理・収納は好き」

 さて、整理・収納が流行になって久しいですが、整理・収納にハマる人は大きく分けて2タイプあるように思います。

●掃除も好きな人
●掃除は嫌いな人

 えっ、整理・収納好きな人って普通、掃除も好きでしょ?…そう思われるかもしれませんが、意外とそうではありません。アドバイザー仲間にも「掃除は好きではないが整理・収納は好き」という人は多いのです。整理・収納アドバイザーとしては働きたいけど、家事代行はイヤ、とか。

 なぜそんなことになっているのか。それは「ネット」「ムック本」などの存在です。「100円グッズで可愛いDIYルーム」、「イケア&ニトリで作る素敵なお部屋」や、一見、整理・収納に関係ない雑誌などでも「ホームセンターの収納グッズ特集」などなど取り上げられ方はさまざま。いわゆるそのような記事などを見て「すてきな仕事!」と思い、整理・収納アドバイザーを目指される方は現在とても多いようです。

 つまり整理・収納を「センスとアイディア勝負のインテリア」と考えてしまっているのです。整理・収納の本質は「すてきなインテリア」でもなければ「捨てる(過剰な断捨離)」でもありません。アドバイザーさんによって意見はさまざまでしょうが、私は「暮らしやすさと清潔の追求」が本質であると思っています。しかし、「ネット」や「ムック本」などの「整理・収納のイメージ」が先行し、本来の整理・収納の意味が失われてしまっているような気がします。

整理・収納の本質は「見た目のきれいさ」ばかりではない!

 去年の春、こんなことがありました。1級の資格を持つ先輩アドバイザーに連れられて、とあるお宅におじゃました時のことです。押し入れに購入したばかりの衣装ケースを入れようとしたとき、とある見習いアドバイザーが、押し入れの床をふかずにケースをしまいました。すぐにそばで見ていた先輩が「汚れていなくても、床は一度ふいてから入れてね」と注意しました。

 整理・収納の本質は「見た目のきれいさ」ばかりではないということです。「北欧風」とか「カリフォルニア風」なんて全然詳しくなくていいんです。むしろそっちばっかりSNSで推しているアドバイザーは、「ハイパーメディアクリエイター」並みに怪しいもんだと私は思ってますよ。

【葛西りいち(かさいりいち)】
1983年生まれの33歳。主婦兼漫画家。夫と子ども2人、チワワ1匹とともに千葉で生活。26歳で結婚とともに整理収納に目覚める。2015年に整理収納アドバイザー2級を取得。2級ではアドバイザーの仕事はできないため、1級所持の先輩にくっついていってアシスタント的なことをやったり、家事代行の仕事をちらほらやりつつ現在1級取得を目指し勉強中。趣味はガーデニングと手芸(とくに樹脂粘土と編み物)。近著に『零戦少年』(秋田書店)、『へっぽこママはギブ寸前!!』(ぶんか社)。『本当にあった愉快な話』(竹書房)で『知りたくなかった!』を連載中。