食べると危険!日常に潜む犬に害のある物とは?

アメリカ動物虐待防止協会は、内部組織であるアニマル・ポイズン・コントロール・センター(APCC)に寄せられた相談件数の多い順から、犬が食べると毒になるものリストを発表しました。

APCCは、犬にとって危険なものに関する情報提供や電話での犬に関する相談を行う機関。
2015年には18万件を超える事案を扱い、その中でも約16%を占めた最も多かったのは人間用の市販薬に関する相談だったそうです。

ペットを飼っている方はご存知のものも多いと思いますが、もしかしたら知らないものもあるかもしれません。
今一度確認しておきましょう。
では、発表された2015年版の犬にとって毒になるものランキングをご紹介します。

1.人間用の市販薬

ここにはハーブなどによる薬やサプリメントも含まれています。
先述したAPCCへの相談件数で最も多い内容である市販薬が第1位です。
市販されている鎮痛剤や解熱剤、抗うつ剤などに含まれている成分には、人間には大丈夫でも犬にとって危険なものが多く含まれています。
成分によっては、発作や嘔吐、心臓停止、最悪の場合死亡する可能性もあります。

我が家の愛犬は、薬を開ける音にとても敏感に反応し、何かおいしいものではないのかとすぐに寄ってきます。
誤って落とした時にはきっとすぐ食べてしまうことでしょう。
サプリや市販の薬を飲むときは、くれぐれも注意してください。

2.処方薬

アメリカでは処方された薬は子供が開けにくいような容器に入れられており、犬もイタズラしにくいため、相談件数も市販薬より少ないことから、市販薬と分けています。

処方薬は、人と犬との体格差や代謝の仕組みの違いから、人が飲んだときとは異なる効果が出てしまう可能性があります。
与えている人はいないと思いますが、処方薬の効果は人間に対してだけなので、犬には絶対に与えないようにしてください。

3.殺虫剤

殺虫剤というとスプレー式のものを想像しますが、粒状やペースト状のものもあります。
犬が見ると食べ物に見えてしまうものもあるので、庭などに撒く場合は注意が必要です。

食べたり、皮膚や口から吸ってしまったりすることで中毒症状を起こし、嘔吐や下痢、重症になると呼吸困難や昏睡状態になってしまうことがあります。
ラベルにペットに関しての注意事項が記載されているか確認し、未記載の場合は使用しない方がよいでしょう。

4.人間の食べ物

APCCへの相談件数が14,600件以上もあったのは、人の食べ物についです。
犬にとって危険な食べ物は、玉ねぎ、にんにく、ぶどう、レーズン、アルコール、キシリトールなど数多くあります。
犬にとって危険な食べ物は、うっかり落として食べちゃった、ということがないように気を付けたいですね。

5.家庭にある商品

掃除や工作などに使用するものに関しての相談が、全体の7%ほどあるようです。
洗剤やペンキ、ボンドなど、まさか食べないだろうと思っていても、犬は食べてしまうことがあります。
犬が届かないような場所に置くか、引き出しの中にしまっておくなど、小さなものはどこかにしまうようにするのが一番安全ではないでしょうか。

6.動物のための薬

これは「服用量を守らない」「飲ませるタイミングが間違っている」「古い薬を飲ませる」「検査なしで飲ませる」などの場合です。
愛犬が食べやすいように味やニオイを変えることによって、多く食べ過ぎてしまったなどの相談もあるようです。

7.チョコレート

言わずと知れた危険な食べ物ですね。
チョコレートに含まれるテオブロミンという物質を多く摂取してしまうと、体内で分解することができずに中毒症状を起こしてしまいます。
下痢や嘔吐、発熱、痙攣、血便などの症状が出てしまい、最悪の場合死に至ることもあります。
テオブロミンはチョコレートだけでなく、お茶やコーラにも多く含まれているので、決して与えないようにしてください。
APCCでは、1日30件はチョコレートに関しての相談のようです。

8.植物

犬にとって危険な植物は、1年を通してたくさんあります。
ユリ、チューリップ、スイセン、シャクナゲ、シクラメン、アマリリス、菊など、犬猫が食べないように注意しなければいけない植物は200種類以上あるといわれています。
道端に生えている植物にも危険なものはたくさんあるので、散歩中に食べてしまわないように注意してください。

また、季節によって見ごろを迎える花の群生地に愛犬を連れていくときは、その花は犬にとって危険ではないか調べてから行くようにしましょう。

9.殺鼠剤

ネズミに害があるものは犬にも害があります。
殺鼠剤によって死んだネズミを犬が食べてしまうことでも、中毒症状は起こります。
目や皮膚、歯茎などからの出血や血尿などがあらわれ、大量に摂取することで死亡してしまうこともあります。
使用している家庭では、犬の届く場所に撒かないようにしてください。

10.ガーデニング用品

除草剤や殺菌剤は犬にとって、かなり危険です。
散歩中に除草剤が撒かれていた草を食べてしまった、除草剤が撒かれた道を歩いた後その足の裏を舐めたことでも中毒症状を起こすことがあります。
多量摂取することで、最悪の場合死亡してしまうことがあるので、草むらを歩かせるときは注意してください。

日常には危険がいっぱい!

普段の生活で気を付けなければいけないことは、たくさんあります。
犬にとって危険なものを知るのは、飼い主の義務です。
愛犬を守ることができるのは、飼い主さんだけなので、日々愛犬を守るため、愛犬の気持ちを理解するために、犬のことを知っていきましょう。