小学生はおこづかいデビューを果たす時期。どんな金額をどのような周期で渡せばいいのか?学年が上がるにつれて、どの程度増やせばいいのか…。悩みはつきません。子どもたちの学習のためにも、お金のことはしっかり教育したいもの。ファイナンシャルプランナーの橋本絵美さんに、小学生へのおこづかいをあげるときのコツを聞いてみました。

今の小学生は、どれくらいおこづかいをもらっているの?

 小学生のおこづかいを考える前に、今、多くの小学生はどれくらいのおこづかいをもらっているのかを、アンケート調査結果から知っておきましょう。金融広報中央委員会が2015年12月〜2016年3月に実施した「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査では、小学生の7割強がおこづかいをもらっている結果に。

 もらい方で比べると、低学年では、「ときどき」もらっている子が57.3%でもっとも多い結果でした。続いて、月に1回が13.4%です。ちなみに金額は以下の通りです。

【小学生のおこづかい額】

⇒【資料】はコチラ http://esse-online.jp/?attachment_id=27076


※金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)2015年度調査より http://www.shiruporuto.jp/finance/chosa/kodomo2015/pdf/15kodomo.pdf

小学生へのおこづかい、どうやってあげたらいい?

 では上記を踏まえて、どのようにあげるべきなのか説明していきましょう。

●おこづかいをあげ始める時期

「おこづかいをあげ始めるのは、足し算・引き算ができるようになるころ、もしくは親と一緒に学ぶというスタイルでスタートするのがよいでしょう。」

●おこづかいをあげるタイミング

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「あげるタイミングは、決まった周期であげることをおすすめします。ときどき、あるいは思いつきでもらえるものを管理するのは、大人でもむずかしいです。月1回、毎週月曜日など決まった日に決まった額で、管理しやすいよう工夫してあげましょう」。

「おこづかいをあげるときは、『大人になったときにお金の管理がしっかりできるよう、子どものころから練習をさせる』という視点をもつといいですね。お金の管理といっても、ただ『おこづかい帳をつけなさい!』と言っても子どもには難しいものです。家計管理できない大人もたくさんいるくらいです。親のサポートは不可欠ですよ」。

小学生へのおこづかいのふさわしい金額設定は?

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 では、気になるおこづかいの金額はどれくらいがいいのでしょうか?

●おこづかいの金額

「ときどきあげる場合、高額になってしまうのは、大人のほうが管理できていない証拠ですね。やはり決まった額を、決まった周期であげるほうがよいでしょう」。

●金額の決め方

「金額については、子どもがどのように使うかをある程度想定し、決定しましょう。たとえば“週2で、塾のときに菓子パンを購入する”のであれば、“130円×8=1,040円”。さらに“マンガを月に1冊購入”するのであれば“500円”で月約1,500円などです」。

「おこづかいをあげるのと同時に、節約方法なども教えてあげられると、お金教育としては◎ですね。たとえば菓子パンを買わずにおにぎりをつくっていったら?とかジュースを買わずに水筒でお茶を持っていったら?とか。あるいは、雑誌は図書館で読めるなど。また、子どものお金の使い方をよくチェックしてください。生活や交友関係の乱れなどは、お金の使い方を見ると一目瞭然です。親がチェックすることで、子どものこと全般が見えるという効果もあると思います」。

 おこづかいをもらって自分で考え、管理しながら使うという行為は、小学生にとって大きな社会勉強になります。ぜひ将来のために、よいお金の使い方を身につけさせてあげましょう。

※本記事は金融広報中央委員会の著作物をもとに、編集部で独自に作成しています

【取材協力/橋本絵美さん】
慶應義塾大学商学部卒。1歳〜小学生まで4人の子を持つママFP。お金とモノとの付き合い方を考え、お片づけプランナーとしても活動中。暮らしに根ざした明日から使える節約コラムやセミナーも好評。家計の窓口 http://kakeinomadoguchi.com/

<取材・文/渡かおり>