集英社マンガネット・ジョジョの奇妙な冒険HPのスクリーンショット

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先日、主要キャストが発表され、ネット上の話題をさらっていたのがマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社)の実写映画化。『週刊少年ジャンプ』で1987年から掲載され(現在は『ウルトラジャンプ』誌上で同シリーズの『ジョジョリオン』が連載中)、シリーズ通算117巻で累計売上9000万部を突破するなど、日本のみならず海外でも高い人気を誇る作品だ。今回の映画化のネットの反応とともに、マンガの舞台ともなった宮城県の住み心地などを紹介しよう。連載【ネットで話題の住まいトピック】
ネットニュースやTwitterなどで話題になった住まいに関するトピックを、時にゆるく、時に真面目に紹介します。

日本が舞台の第4部『ダイヤモンドは砕けない』が映画に

『ジョジョの奇妙な冒険』は、歴代の「ジョジョ」と呼ばれるジョースター一族の戦いと冒険を描いた作品。1部ごとに主人公が変わり、現在8部まで物語が進んでいる。今回、映画化が決まったのは第4部『ダイヤモンドは砕けない』。
主人公である東方仗助(ひがしかたじょうすけ)とその友人たちが、日本の“M県S市杜王町(もりおうちょう)”という架空の街を舞台に、さまざまなスタンド使い(超能力・スタンドを操る能力)と出会い、成長していく物語だ。

マンガのなかでは架空の街としているが、作者である荒木飛呂彦氏の出身地・宮城県仙台市がモデルとなっているのはファンには有名な話。そもそも杜王町という町名も、仙台の愛称「杜の都」からとられているのでは? という説もある。

さらに仙台市内には、4部で重要な役割を果たすキャラクター・広瀬康一の名前の由来となった「広瀬川」「広瀬通り」があったり、青葉区にあるケヤキ並木道である定禅寺通りが、マンガのなかの住所「定禅寺通り」となっていたり、ジョジョを読んだことがある人なら、ニヤリとしてしまうような地名が多数、実在する。ちなみに2014年には、「杜の都仙台公式 ジョジョGUIDE MAP」も発行している(現在は発行終了)など、公式コラボも多数行ってきた。

今回の映画化に際しても、ロケ地は仙台なのかと思いきや、なんと大方の予想を覆し、「スペインのカタルーニャ州」であることが判明。これにはネット民も大騒ぎ(?)で、

「ジョジョ仙台じゃないの何で。。(:з っ )っ」

「うちの母ちゃんがジョジョ実写化と聞いてスタンドアップし、舞台はスペインと聞いて仙台じゃなかったとシットダウンした」

「ジョジョ4部の実写映画の舞台が仙台じゃなくてスペインな理由わかった。スペインのどこに行っても挨拶で「オラ」って言われるから「オラオラオラオラオラオラオラオラ」的な意味でスペインになるのは必然だった。」

「ジョジョ4部実写化決定→4部の舞台(杜王町)は宮城県仙台市がモデル→しかし実写版のロケ地はなぜかスペイン→これを受けておいでよ宮城(※)氏がおいでよスペインに改名←いまここ」
(※編集部註:私的に宮城をPR(?)している人気Twitterアカウント)

というおもしろ展開までさまざま。一方で、

「実写版ジョジョ四部、「杜王町は仙台なのになんでスペインでロケしてるんだよ」という意見を多く見かけるけど、スペインって場所によってはある意味国内以上に「杜王町っぽい」と思うんだよね。いかにも仗助や露伴が暮らしていそうな風景じゃあないか。」

という写真付きの投稿までさまざまな意見が寄せられている。

仙台市の住み心地&住宅事情はどうなっているの?

そもそも、仙台市は人口100万人を超える、東北随一の大都市。2015年には地下鉄「東西線」が開通し、仙台市の東西南北への移動時間が短縮されたという。駅周辺では、西口駅前広場の再整備、東口駅前広場の再整備が進められてきた。

筆者が訪れたのは、2011年東日本大震災後のボランティア兼サッカー観戦のときだったが、京都から集まったボランティアの人が「仙台駅前がキレイで驚いた。京都駅よりキレイかも」とつぶやいていたのが印象に残っている。

そんな仙台市の実際の住宅事情・住み心地は、どうなっているのだろうか。

SUUMOマガジン編集長の田辺氏によると「一言で言えば自然と都心が調和した、便利に気持ちよく暮らせる街です。
杜の都といわれるとおり、緑が豊か。青葉通りや定禅寺通りといったメインストリートのケヤキ並木の美しさはなによりも魅力的。住宅地も自然を意識した開発が行われており、北部の泉中央、南部の名取市など、きれいな分譲地が数多くあります。
また最近では長町エリアや東西線の開通で仙台駅の東側エリアも開発が進んでいます。都心部や長町エリアでは新築マンションが続々と分譲されていて、利便性を重視する共働きのファミリーやカップルに人気です。都心マンション暮らし、静かな環境の一戸建て暮らし、どちらを選んでも暮らしやすいのが特徴です」

また、仙台に暮らして18年のFさん(女性)からは「街中に景観のいいところが多いです。仕事で外出したときや休日買い物で通りかかったときになんかホッとする風景があってすごく好きです。また、仙台市の中心部にある勾当台公園では、七夕祭りをはじめとするイベントが年中あってにぎやかでワクワクしますね。秋は定禅寺ストリートジャズフェスティバルがありますよ。
私は車を持っていないのですが、地下鉄やJRがあるので日常生活ではほとんど不便を感じません。いまの住まいは中心から少し離れたエリアにあるのですが、比較的静かで落ち着いていて、青森の実家の雰囲気に似てて気に入っています」

という声が寄せられた。都市過ぎず、なおかつ田舎過ぎない。おいしいものがあり、楽しみもある。これからも東北をひっぱる都市として発展していくに違いない。

●参考
・集英社マンガネット/ジョジョの奇妙な冒険