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●『せいせいするほど、愛してる』反響は感じていた
7月クールのTBS火曜ドラマ『せいせいするほど、愛してる』では、ヒロインを心から愛するまっすぐな男性を演じて大きな反響を呼んだ、中村蒼。10月クールのテレビ東京系ドラマ『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』(10月8日スタート 毎週土曜24:20〜)では、芸能界の事件を解決するためにアイドル・グループになって潜入捜査を行う、主役の辰屋すみれを演じる。

これまでにも様々な作品に出演し、確かな演技で作品をつくりあげてきたが、大きな注目を受ける時期にある現在。テレビ東京の中でも、バラエティ班とドラマ班が一緒になって作品を担当するという、冒険的な主演ドラマ『刑事ダンス』を控えた中村蒼に心境を聞いた。

○さまざまな「芸能界あるある」がドラマに

――先日最終回をむかえた『せいせいするほど、愛してる』では"宮様"がかなりの反響でしたが、その大きさをご自身では感じてらっしゃいましたか?

そうですね、Yahoo! の急上昇ワードをスタッフの方が見せてくれて、僕のことを話してくれる人がいるんだなと感じました。宮沢くんはストレートに思いを伝える人間で思いやりもあるけど、物語の前半では自分のペースで強引な感じも出して、最初と最後のギャップをつけられたらいいなと、意識しながら演じていました。

――今度は、刑事でありながらアイドルを演じる、という役になりますが、最初に設定をきいたときや、台本を読んだときの印象は。

面白いなと思いました。テレ東さんならではの、いろんなことに挑戦する枠だと思いますので、ぶつかっていきたいです。

――アイドルグループを演じることになりますが、アイドルとしてイメージする存在はありますか?

メインがピンクの衣装なんですけど、ちょっと昔っぽい雰囲気で、見た目は光GENJI的な感じなんですよね。ただ、芸能界の裏で巻き起こる騒動がメインになるので、アイドルグループを演じる点を特別意識はしていません。色々な"芸能界あるある"をやるんですけど、最近おきた事件をパロティにしたりして、すごく面白いと思います。

――今までの撮影で「このシーンが面白く仕上がりそうだ」と思ったシーンを教えてください。

わかりやすいのは2話でしょうか。僕が、アイドルグループ・デカダンスの一人として、バラエティ番組でひな壇に座るシーンがあります。健康番組で、「最強の医師団」がいるんですけど、長く続けるうちに番組の内容がだんだん変わってしまっていて、医師団が「VTRどうぞ」と言ったりする(笑)。

更にそのなかでMCの人が、ある事件を起こした女性タレントの復活についてインタビューをして……どこかから苦情がこないか、心配もありますね(笑)。無事に12話すべてOAされることを祈っています。

●コンプレックスがあるからこそ、支え合える女性が好き
○好きな女性は「丸顔」

――『せいせいするほど、愛してる』では、恋愛模様が話題となりましたが、実際に中村さんの好きな女性のタイプはどんな方ですか?

僕は、丸顔です。それがすべてじゃなくて、丸顔だったら誰でもいいというわけではないんですけど、確率的には(笑)。好きになる芸能人とか見ると、丸顔の率が高いかなと思います。

内面的には、自信満々な人よりも、ちょっと自分にコンプレックスがある子がいいですね。自分もコンプレックスを持ってるので、支えあえる感じがいいですね。

――コンプレックスがあるんですか!

もっと薄い顔がよかったとか(笑)。髪の毛はサラサラがよかったとか、もっと明るい人間だったら良かったとか、たくさんありますよ。

○「デカダンス」メンバーとはすぐに打ち解けられた

――『刑事ダンス』では逆に恋愛要素のない男性だらけの現場になりますね。大東駿介さん、横浜流星さん、森永悠希さん、立花裕大さんとアイドルグループ「デカダンス」を組むことになると思いますが、チームワークはいかがでしょうか?

僕はすごく人見知りなんですが、けっこう初日で打ち解けることができました。特にみんな明るいわけじゃないのも良かったです(笑)。

――ぜひ、それぞれの方の印象を教えてください。

大東さんは明るくて、みんなをひっぱっていく兄貴的存在です。優しくて自然とついていきたくなるような。流星はもうすぐ20歳なんですけど、程よくおバカで「あれってどうなんすか!」って、いろんなことに興味があるかわいらしい子ですね。

森永くんは、長く活動しているだけあって、なんだか一番どっしりしている。安定感のある感じです。立花くんは役そのものというか、ちょっと変わっています。面白い経験をしてたりとか、人間として興味が湧いてきますね。

――みなさんの印象、かなりスラスラと出てきましたね。

みんな好きなんですよ。これだけいたら、苦手な人がいてもおかしくないんですが(笑)。見栄を張らないというか、そのままでいてくれるのがうれしいです。

――ちなみに、佐久間宣行プロデューサーの印象はいかがですか。

佐久間さんは、ちょっと鋭い雰囲気を持たれている方で。ずっとバラエティ番組を担当されている方ですが、バラエティでは何が起こるかわからないじゃないですか。その現場を常に見ていて、その場で一番面白いことを真摯に考えられてるのかなと思うんです。目つきが鋭いし、すごく細かいところも見ているし、頼りがいがあります。

○いくつになっても挑戦したい

――11月には、舞台『さようならば、いざ』にも出演されます。中村さんは舞台でデビューして、映像のお仕事をしながら、定期的に舞台公演にも出ていますが、演じる上での違いはありますか?

僕のなかでは変わらないんですが、あまりにも環境が違うので、まったく同じとは言えないですね。舞台は、自分のいいところも悪いところも全て見られてしまうというか、ごまかしがきかないなと思っています。

――今回は劇団「ONEOR8」の新作舞台に立つ、ということになりますが。

すごく実力のある劇団に参加するということで、その人達の力を借りるというところもあるので、楽しみです。

――こんな役者になりたい、といった理想の俳優像はありますか?

年をとるにつれ、だんだん自分の苦手なものや立ち位置が、固まって似たジャンルになってくることはあると思うんです。でもそうじゃなくて、いくつになっても苦手なもの、挑戦したことのないものに挑戦し続けられるような役者になりたいと思います。

――それでは、最後に10月8日スタートの『刑事ダンス』見どころについて教えてください。

最初はコメディ色が強くていろんなことをパロディにするんですけど、だんだん真面目モードになってきて、刑事としての活動もしていきます。その変わっていく姿を観ていただけたらと思いますし、メンバーの知られざる過去もどんどんあらわになっていくので、コメディだけで終わらないドラマをぜひ、見ていただければと思います。

(佐々木なつみ)