撃ったら入った!山口蛍の劇的偶然決勝結果オーライ弾でイラクに勝利し、日本代表がロシアワールドカップへ生き残った件。
オーライ、オーライ、結果オーライ!

これぞ最終予選。ピリピリするような緊張感と、ひとつのプレー、ひとつの負けで運命が変わっていくような分岐点の連続。ここ数大会の「まぁ出られるだろう」という安心感はまったくありません。不安が、怖さが、面白さをかきたて、最終予選が俄然盛り上がってきました。

6日、埼玉スタジアムでのイラク戦。相手はサッカーよりも戦争に忙しく、ホームでの開催ができない状況にある国。ここまで2試合を戦って勝点ゼロという状況です。負けはもちろんですが、引き分けでも一歩後退と言わざるを得ない。もしも負けるようなことがあれば、ハリルホジッチ監督の解任にもつながる一戦でした。

日本のスタメンはGKに西川、DFラインには酒井高・森重・吉田・酒井宏と並び、ボランチには柏木・長谷部のダブル佐藤コンビ。攻撃的な位置には原口・清武・本田△を並べ、1トップに岡崎が入りました。この重要な一戦で、香川そして長友という、ここ数年の日本代表を牽引してきた選手をスタメンから外してきました。コンディション重視、「今」を重視した采配が吉と出るか凶と出るか。

↓幕間のCMでは本田△さんが「今日負けても明日勝つ」と名言を引っ提げて登場!

いや、今日勝てよ!

今日勝たなかったら明日なんかないんだよ!

そして始まった試合。本来であれば、相手はアウェーでの戦いだし、日本戦だし、ドン引きでかかってきていただきたいところ。そのドン引きを崩すことに日本が苦心するような一戦でありたい。しかし、イラクはまったく日本を恐れる様子はありません。普通に攻めてきて、勝ちを狙うような素振り。

前半3分には左サイドのCKから、ポストを叩くヘッドを放つ場面も。おのれ、リオ五輪に出た程度で調子に乗りおって。日本にも、ロンドン五輪で4位になった吉田らがいるんだぞ!五輪の成績など、サッカー人生ではほとんど関係ないってことを、日本の吉田らが見せつけてやるからな!

日本はサイドを大きく使い、逆サイドに展開するような攻撃を意識した動き。左サイドからは原口が、右サイドからは上がった酒井宏が、深い位置まで突破してクロスを送る場面をたびたび作ります。守備でも相手の攻撃を早めに跳ね返し、日本が攻め続けるような流れに。

迎えた前半25分。日本は相手ボールを原口がかっさらってカウンターに入ると、中央を持ち上がった清武が一度本田△に預けてから、さらに追い越して行くというイイ動き。本田△から出たボールを再度清武が受けると、折り返してニアサイドに詰めてきた原口へ。これを原口がヒールで流し込んで、日本先制!

↓美しいカウンターからおしゃれなゴールで決めた!いいぞ日本!


完全に清武がオフサイドやね!

でも「スローで見たらゴールに入っている」とか「スローで見たらオフサイド」とかは、わりとある!

オーライ、オーライ、結果オーライ!

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結局前半は1-0で終了。イラクのチャンスはほとんどなく、前半戦最後の最後で訪れた得点機も、GK西川がファインセーブで阻止。柏木からの意識的に散らした配球と、いい場所に顔を出してさばく清武の動き。中央で詰まるようなところもなく、非常に小気味いい、流れるような動きが見られた前半でした。

後半に入ってからも日本の動きはよく、後半4分には再びカウンターからいい形を作る場面も。常にせわしなく動いていたハヤクオワンナイカナ監督も、ベンチに腰を下ろしてゆったりと戦況を見つめるような姿も見られます。「さて、そろそろ試合を畳みにいくか」と守備的要員として山口蛍を準備し始めた後半15分。最終予選らしい出来事が!

↓あ、入った!FKからイラクが同点に!


うわ、こんなのが入った!

これしかないという一発でイラクが同点に!

困った。困った困った。日本は直前の予定通りに山口蛍を投入しますが、もう1点取らないといけない状況です。球出し役であり、左足でプレースキックを蹴る役でもある柏木が引っ込んだことで、「もう1点」への手立てはいくつか少なくなりました。

岡崎に代えて浅野を投入するも、イラクはじょじょに引き分けでOKという動きに変わってきており、あまり効果的には働かない状況。逆に、吉田麻也がGK西川が上がってできたスキを突いて、自軍ゴールに流し込むようなバックパスでピンチを演出する場面も。すごく勝っている気分だった試合が、一気に負け試合見たいになってきました。

後半36分には、直前に惜しいヘッドを放っていた本田△を下げて小林悠を投入。しかし、小林は投入直後から試合終了まで消えつづけ、「川崎の選手をひとりだけポッと入れても無意味」という現象を再確認するだけの格好に。イラクは次々に選手が倒れ、お得意の中東戦法を仕掛けてきます。どんどんなくなる時間。マズイ、マズイぞ日本。

アディショナルタイムはイラクが時間稼ぎをしたこともあって6分と長め。浅野が何度かシュートチャンスを迎えますが、得点にはいたりません。追い込まれた日本。本田△、香川、長友、岡崎が全員ベンチにいて吉田麻也は何故かピッチにいるという不思議状況は、日本に「吉田を上げてのパワープレー」という選択をさせます。もう戦術とか戦略とかではない、なりふり構わない戦いぶりです。

↓充実したベンチから、充実した声援が飛ぶ!

頑張れ日本!

何でもいいから1点取れ!

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もうダメかと思った後半50分。僕は半ば諦めていました。ハリル解任という翌日の見出しが頭に浮かんでいました。しかし、そうはならなかった。左サイドからのFK。相手が跳ね返したボールが、あえてエリア外で待っていた山口蛍の前にこぼれます。ゴチャゴチャするゴール前は、何重もの壁を築いた要塞のよう。しかし、山口は撃った。撃ってみた。どこをどうしたら入るなんてイメージはたぶんなく、とにかく撃ってみた。ビジョンも何もないけどドイツに行ってみたような無鉄砲さが、そのシュートを撃たせたのかもしれません。

↓そして、そのシュートは入った!日本を救う奇跡的な勝ち越し弾となって!


ウソやんwwwwwwwww

入ったわwwwwwwwww

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相手選手と酒井宏とふたりの股を抜けていく狭い狭いルート。「最後は気持ち」とよく言いますが、本当に「気持ち」だけで突き刺さったようなゴール。日本ベンチからはまるで予選突破が決まったように選手が飛び出し、解説席では「ウヒョー」というバカ騒ぎが始まります。絶対にこういう展開を予想してやったわけではないでしょうが、結果はついてきました。まさに「結果オーライ」という劇的勝利。

しかし、この「結果オーライ」の積み重ねこそがチームの強化です。不安や恐れがあれば、どうしても過去の栄光にすがってしまうもの。本田△や岡崎や香川や長友に頼ってしまうもの。しかし、それではいつまでもチームは変わっていかないし、上積みも得られない。確かに実態としては「吉田麻也のパワープレー&偶然のミドル」という勝ち方ですが、本田△も香川も岡崎も長友もいない状態で勝ったことには変わらない。

これでいいのです。結果オーライだろうが何だろうが、予選でできたことは信じられる。今度また追い込まれたときにも、「あのイラク戦のように」と思える。その積み重ねが、いつしか偶然を必然に変えていく。今は結果オーライですが、日本を一歩未来に進め、新たな変化を呼び込むような勝利だったと思います。偶然だろうが何だろうが、勝ったもんが勝ちなのです!

↓偶然勝ったでーーーーーーーーーーーーーー!!

よくやった日本!お疲れ様日本!

感動をありがとう!

この調子で次戦のオーストラリアも撃破して、予選突破圏へ浮上するぞ!