気分に合わせて選んで!プロが教える「自律神経を整える香り」とは

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日常の中で“心と身体の健康と美しさを保つため”に役立つ、もっともシンプルな方法をあなたはご存知ですか? それは、自分が「好き!」と感じる香りを心ゆくまで“嗅ぐこと”です。

「……えっ、そんな単純なこと?」と思うかもしれませんが、そうなのです。もしも柑橘系の香りがお好きなら、ミカンをむく時には皮の香りも嗅ぐ、なんてことでもOK。香りを嗅いで思わずふっと表情が緩めば、心身からの「癒された!」のサインです。

こういった“香りの力”をさらに洗練&発展させて活用する療法が、アロマテラピーです。

そこで今回は、アロマテラピストの筆者が、ストレスが溜まっている方にオススメのアロマをご紹介します。

■精油は少しで十分

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アロマテラピーは“精油(エッセンシャルオイル)”を用います。これはハーブやスパイスなどの芳香植物から抽出される“100%天然由来の香りの分子の集合体”のこと。香りの濃縮物ですから、使う時にはほんの数滴で十分に香ります。

■香りでストレスを軽減できるのはどうして?

http://www.shutterstock.com/

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ところで、快い香りを嗅ぐと私たちはなぜ“癒される”のでしょう? 端的にいうなら、ストレッサーが脳から心身にストレス反応を発生させるルートと、嗅覚の快い刺激が心身によい影響を与えるルートが“かぶる”から。

ストレスを感じている脳に真逆の情報を同時に送り込むことは、心身に起こるさまざまなストレス反応を根本のところから軽減・抑制することに繋がります。アロマテラピーの根源的な癒しの力はここにあります。

■今の気分はどれ?プロおすすめの香り

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近頃よく「自律神経失調症で……」といったお悩みを耳にします。ストレスの影響も大きいようです。

自律神経系は交感神経と副交感神経のバランスが大切ですが、その司令塔である脳幹の視床下部はそもそもストレスで変調をきたしやすいもの。自律神経系を整えるために、暮らしの中で香りによるストレスケアをぜひ試してみてください。

心身全体に疲労感があればサイプレスやパイン、ジュニパーといった“ウッディ系”をベースに、ユーカリやティートゥリーなどエネルギー溢れる香りのブレンドを。

不安感や孤独感も伴えば“フローラル系”の精油たちが味方に。ラベンダー・アングスティフォリア、ゼラニウム、ホーウッド、カモマイル・ローマンが心を癒してくれるはずです。

怒りや憤りに心がざわつくなら、レモングラス、プチグレン、フランキンセンスなどから香りでピンとくるものを。カモマイル・ローマンはここでも選ぶことができます。

イランイランは気分のアップダウンが激しい時に少量、ブレンドに加えたいなと感じるかも。

いかがでしたか? 感覚を解き放ち、心を満たす香りをぜひ探してみてくださいね。

【筆者略歴】

※ 富田 ゆか・・・1975年生まれ。アロマセラピスト&フランス式メディカルアロマのプロ講師。東京渋谷・明治神宮の西側エリアで『Stillaアロマテラピースクール』(NARD JAPAN認定校)を主宰。お気に入りの言葉は、「包丁一本、さらしに巻いて」。

【画像】

※ Letterberry、Kazyavka、Grisha Bruev / shutterstock