出典:ITR

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デジタル技術を活用した新規のビジネスモデルが数多く台頭するなか、さまざまな分野でデジタルエコシステムを構築する動きが見られる。そして、その中核に位置するプラットフォーマーや、特定の分野におけるカテゴリー・プラットフォーマーへの進化を目指す企業が出現している。

あらゆる分野で形成される
デジタルエコシステム

 スマートデバイス、ビッグデータ、IoT、3D、AIなどのデジタル技術を活用した新規のビジネスモデルが数多く台頭しており、デジタルビジネスに商機を見出そうとする動きが活発化している。スタートアップ企業だけでなく、既存事業を持つ大企業においても、デジタル技術を活用したビジネス革新や新規事業の創出は重要課題となってきている。ITRでは、デジタルビジネスを「デジタルデータによって、人、モノ、コトをつなぐことで新たな価値を提供する事業形態」と定義しており、この分野におけるビジネスモデルを14に分類している(図1)。

 なかには、デジタルディスラプターと呼ばれる、既存業界を破壊するような革新的なデジタルビジネスも登場している。1つのデジタルビジネスが成功すると、それを真似たビジネスや進化させたビジネスモデルが業界の枠を超えて登場する。デジタルビジネスは、進化と多様化を繰り返し、さまざまな業界構造の変革を促しながら市場への影響力を拡大している。そして、いくつかのデジタルビジネス・プレーヤーは、次に述べるプラットフォーマーへの進化を目指して、デジタルエコシステムを形成しようとしている。

 ちなみにエコシステムとは、動植物の生態系を比喩的に用い、企業などの緩やかな依存関係や協調関係よって形成される新たな価値連鎖構造を意味している。デジタルビジネスの世界では、企業やビジネスシステムが互いにつながり合うことで、より大きな価値を生み出すことからデジタルエコシステムの構築が有効なビジネス戦略と考えられる。そして、そのデジタルエコシステムの中核に位置するプレーヤーがプラットフォーマーである。

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