決勝ゴールを挙げ、ベンチに向かって駆けだす山口選手(16番)/(C)新井賢一

写真拡大

サッカーのロシア・ワールドカップ(W杯)出場をかけたアジア最終予選の第3戦が、10月6日(木)に行われた。

【写真を見る】サッカー日本代表、世界への道!劇的勝利を手繰り寄せた山口蛍の一撃

6大会連続6回目の本大会出場を目指す日本代表は、埼玉スタジアム2002でイラク代表と対戦。原口元気選手と山口蛍選手のゴールで2−1と競り勝った。

日本代表を率いるヴァイッド・ ハリルホジッチ監督は、試合後に記者会見に臨み、「選手は強い気持ちと勇気を持って戦い、勝つことができた。それから観客の皆さんにも最後まで応援してくれた御礼を申し上げたい。これは本当に価値の高い勝利だ」と語った。

選手たちには、気持ちの強さについて強調したという指揮官。後半のアディショナルタイムで勝ち越す展開について、「難しい試合だったが、勝利に値したと思う」と振り返る。

一瞬でも引き分けを覚悟したかどうかと問われた際には、「今になって言うのは簡単だ。ただ、勝つことはずっと考えていた。チームの強い気持ちを感じた」と返答。「選手は強い気持ちを見せていた。勇気を見せた。初めて選手たちがピッチ上で叫んでいた。それが報われた。美しい勝利ではないが、勇気の勝利だった」と誇った。

また、後半途中に投入され、決勝ゴールを挙げた山口選手については、「今日は山口に関して、かなりよいフィーリングがあった」と言及。「山口はそんなにゴールを決めないが、(ゴールを決めて)うれしい。今日は山口と長谷部(誠)に冗談で『今日、得点を決めたらシャンパンをおごる』と言ったが、彼はシャンパンを2杯飲めるくらいの価値をもたらした」と褒め称えた。

最終予選は来年9月まで実施。日本代表の入るグループBには、イラク代表の他、オーストラリア代表、UAE代表、タイ代表、サウジアラビア代表が同居。グループ上位2カ国に本大会への出場権が与えられる。

日本代表は11日の次戦で、オーストラリア代表と敵地で対戦。今予選の大一番を迎える日本代表に、国内からも声援を送ろう。【ウォーカープラス編集部/コタニ】