拝啓、メディア様。Vol.008 「男子旅」Dlife(ディーライフ)

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【毎週木曜 6:00 更新】
テレビ、ラジオ、Webに雑誌…旅ゴコロをいざなう番組の作り手に編集部が会いにいき、制作中のエピソードや思いをシェアするこの連載。今回は、8月の特番からスタートし、10月9日にレギュラー放送が始まる「男子旅」のプロデューサー、石礼子さんに話を聞きました。





◆“ゲストの期待を超えたい”
「男子旅」誕生の秘密は?

「若手俳優3人が、ロードバイクに乗って“神宿る処”をめざし、“ホンキ”で遊ぶ旅番組です。なので、もう容赦なくやっていただきます。本人たちも“本気でやります”って、最初はノリノリで言うんですが、その過酷さに“本気”とはこういうことかってロケの途中で勘付きます(笑)。

番組では彼らの“素”を届けられたらと考えています。1泊2日という短い撮影時間の中で、“素”をさらけ出してもらうためのロードバイクだったりして(笑)。体力的にもきつい中、男子3人で同じ時間を過ごして距離が縮まると、途中途中で彼らの悩みが垣間見える瞬間があるんです。そういう一面を伝えることで、その人を応援してあげたくなるし親近感が持てる。番組と視聴者の壁を乗り越え、一緒に旅している気分になって番組の旅自体を“自分ごと化”できると思うんです。

女子旅やひとり旅などいろいろな旅がある中、男子旅に特化したのは、私たちDlife(ディーライフ)はディズニーが運営するBSテレビ局で、“ゲストの期待を超える”という使命から。だから、視聴者層の女性のみなさんが一緒にワクワクできて、元気になってもらえる新しいものを作りたかったんです」



現地の人との出会いのシーンや素の表情も「男子旅」の魅力のひとつ



ロードバイク走行中は、マイクとイヤホンを通して3人で会話ができる仕組み。10月9日放送の矢野聖人さん、竹内涼真さん、福山康平さんは、イルカのラップを歌っていたそう



イルカと一緒に泳ぐことになった3人。動物と触れ合う姿にキュン♪

◆ヒグマ遭遇にママチャリ並走撮影…。
それでも出演者の表情を逃さない

「旅先や出演者だけでなく、番組ディレクターも放送回ごとに変わります。だから200%の力を出し切って作りたい。出演者3人の表情を逃さないようにと、信じられないくらいの台数の小型カメラ、ドローンを駆使して撮影しているので、準備はもとより現場はもう大変で…。

ロードバイクで走っている様子を撮影するため、小型カメラを搭載した撮影用チャリも制作しました。今は電動の自転車なのですが、8月の特番時はなぜかママチャリで(苦笑)。北海道80キロを走ったのですが、上り坂に差し掛かったときに、ママチャリに乗っていたカメラマンさんが雄たけびをあげてましたね。今思えば無謀すぎですよね。でもそれからはロードバイク、そして電動とパワーアップしていきました。

私は毎回現場に同行しているのですが、いちばん印象的だったのは、8月の特番撮影時のヒグマ遭遇。現地のガイドさんも慌てていたし、千葉雄大さんをはじめ出演者たちもビビってましたね…。万が一、ヒグマが襲いかかってきたら、責任者としていちばん前に行かないといけないとか、ドローンとばして威嚇しようかとか、一瞬のうちにいろいろ考えましたね」



ロケ現場で俳優さんを見守る石さん(手前左)

◆目的地にたどり着いた感動を
みなさんと一緒に味わいたい

「撮影で日本各地を回るうちに、これまでに日本再発見をちゃんとしてこなかったなって気づきました。秩父のロケでは、関東最強のパワースポットって言われる三峯神社へ行ったのですが、ものすごく美しくて本当に神秘的。散策するだけでも、気持ちが洗われるんです。日本には四季があって、その土地ならではの食材や景色がいっぱいある。東京にいすぎて気づかなかったことがいっぱいあった。そういう日本の魅力も番組で伝えていけたら。

土地ごとで巻き起こる出演者×旅の化学反応も楽しんでいただきたいですね。ロードバイクで走り出した瞬間に豪雨に見舞われたり、1つのパンを3人でなぜかかじったり、各回でハプニングが必ず起こっています。ゴール地点の3人の笑顔はもちろん、視聴者のみなさんとご一緒できたら。そして、その場所を旅してみたいと思っていただけると嬉しいです」



若手俳優3人が週替わりで本気で旅をする番組。第1回目は、矢野聖人さん、竹内涼真さん、福山康平さんが登場。イルカとたわむれたり、キャンプファイヤーで語り合ったりしながら、“しまなみ海道”をロードバイクで駆け抜ける。

Dlife(ディーライフ/チャンネル番号:BS258)
2016年10月9日スタート
毎週日曜 夜11:55〜0:55

TEXT/MAKI FUNABASHI