西川周作(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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イラクは、西川周作が得意のキックを披露しようとするたび、素早く前に立ちふさがった。結局西川が持ち味の正確なロングパスを供給できたのは1度だけ。キックのコースを妨害される様を見たヴァイッド・ハリルホジッチ監督は急いでけるように促していたが、西川は別の選択肢をとり続けた。

今後も西川のキックは警戒され続けることだろう。はたしてどんな対策を取るべきなのか。たとえば蹴って故意に相手に当て、相手に警告が出るようにすべきなのだろうか。

西川は「一番は早くフリーな味方に出せればいいと思います」という。そして監督から早く蹴るように指示が出ているのはわかっていたようだ。ではなぜ監督の指示に従わなかったのか。

「僕から見たときにフリーな選手がなかなかいなかったんです。外から見ていることと中で感じることは違うと思います。ただ、監督の要求は非常にポジティブに捉えていますし、監督の要求に従う姿勢は見せていこうと思いますが、そこは自分の判断かと思います」

監督は相手が警告されるようにしろと言っているように見えなかったのか。西川はちょっと笑いないがら説明した。

「僕には早くプレーするようにしろと言っているだけに見えました。監督は僕の特長をわかってくれていると思いますし。それに反則が取られなかったときは大変ですからね」

試合後のミックスゾーンで西川が笑顔を見せたのはこの質問のときを含めて2回しかなかった。UAE戦のPKとFK、この日のFKからの失点と、すべてセットプレーからの失点だったのだ。西川は責任を感じているようだった。

代表チームにはいろいろなチームから選手が集まるため、それぞれのチームでセットプレーに対する守備が違う。その点で戸惑っているのではないか。そんな質問に西川は「そういうことでマイナスな部分は感じていないです。しっかりとみんな規律を守ろうとしているし、守れていると思います。でもやられているのは原因があるので、そこはみんな同じ方向を向いていけるように考えていきたいと思います」。記者たちからの質問はセットプレーに集中し、西川は認めながらも修正できるとは思っているようだった。

ではもう1つ、西川が笑ったシーンは何だったか。山口蛍の決勝点が決まったとき、西川は他の選手と同じタイミングでベンチまで駆けつけていた。そのダッシュの凄さを聞かれたとき、西川は「一番のスプリントです」とニッコリ。このときだけは満面の笑みだった。

【日本蹴球合同会社/森雅史】

▼ 西川周作

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 西川周作

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


清武弘嗣

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ ヴァイッド・ハリルホジッチ監督

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ ヴァイッド・ハリルホジッチ監督、清武弘嗣

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 山口蛍が、残り1分に決勝弾

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 値千金の決勝弾で日本代表を導いた、山口蛍(写真右端)

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


岡崎慎司

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 岡崎慎司

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


吉田麻也

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


原口元気

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 山口蛍

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 酒井宏樹

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 柏木陽介

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 酒井高徳

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 酒井高徳

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 森重真人

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 本田圭佑

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 森重真人、吉田麻也

(撮影:岸本勉/PICSPORT)


▼ 清武弘嗣

(撮影:岸本勉/PICSPORT)