中国には日本に対する蔑称として、「鬼子」や「小日本」という言葉がある。中国メディアが掲載する日本文化を称賛する記事に対して、一部の中国ネットユーザーは、こうした蔑称を用いて日本を称賛することに不快感を示している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国には日本に対する蔑称として、「鬼子」や「小日本」という言葉がある。中国メディアが掲載する日本文化を称賛する記事に対して、一部の中国ネットユーザーは、こうした蔑称を用いて日本を称賛することに不快感を示している。
 
 しかし中国メディアの捜狐は1日、日本を小国だと思い込んではならないと読者を訓戒する記事を掲載。中国人が「小日本」という蔑称を用いるのは感情的に仕方がないとしながらも、もし本当に日本がこの蔑称通りの小国だと思い込めば、中国にとって極めて大きな害になると警告している。

 最初に記事は、一国が大きいか小さいかを論じる際に「人口や面積は決して重要な要素とはならない」と指摘、かつて植民地支配により「太陽の沈まない国」と呼ばれた英国がその最たる例だと説明した。

 また、第2次世界大戦当時の日本の総人口が8000万人程度だったにもかかわらず、29隻の空母や600万人以上という総兵力を有していた点に言及。さらに、現在世界の空母の総数が24艘であることや当時の中国の総兵力が550万あまりだった点とを比較するよう読者に勧めており、日本の国土面積や人口が現在の中国に劣っているとしても、日本人の実力を過小評価するのをやめなければならないと読者に警告した。

 中国では、まだ物事の善悪をわきまえていない小さな子どもが、出会った日本人に対して「小日本」という蔑称を用いて呼びかけるということがある。大人の中国人がこの蔑称を用いて日本人に呼びかけることはほとんどないが、冒頭で紹介したとおり中国のネット上ではよく用いられている。

 中国は自国についてしばしば「大国」であると自称しているが、他国からの敬意を勝ち得るに値する大国は、蔑称を用いて他国を呼ぶことはしないという点も考慮すべき点だといえる。蔑称を用いて他国を呼ぶなら、その蔑称を用いる国は自信の品位を低めることになるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)