熟練のスタッフ2人がタオルで熱波を送りまくるダイナミックロウリュが人気。熱波を10回も“おかわり”する人多数!

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 仕事を終えるや否や縮こまったその羽を伸ばし、ネオンきらめく繁華街で「俺の夜」を舞うのは楽しかろう。しかし私からすれば「夜だけなの?」。サウナ愛好家=サウナーは昼夜を問わず「24時間」いつだって飛べるのだから。今回から4回にわたってお届けするSPA!サウナ部員による「俺のサウナ」。まずは最近サウナにハマったばかりの私の話をお聞きいただきたい。

◆熱波を食らったサウナー、水風呂に恋い焦がれる――記者・ワルメガネ(36歳)

 それは徹夜明けに訪れた銭湯でのこと。風呂に浸かり、サウナに入る人々を眺めていると、彼らの行動に一定のパターンがあることに気づく。「サウナ→水風呂→休憩」を何度も繰り返している。サウナ直後は苦しい顔をした彼らも、水風呂や椅子で休む際は恍惚の表情を浮かべるのだ。マネしてみるとその3つがセットであり、繰り返すことでトランス状態とも呼ぶべき快感の境地に至ることを知った。私は「もっと気持ちよく!」との思いを胸に、年700回以上サウナに通うプロサウナー・ヨモギダ氏に接触、「作法」を聞いた。

「休憩するためにサウナと水風呂があると言っていいほど休憩は大事です。交感神経と副交感神経のバランスが取れ、興奮と眠気を同時に味わうような快感を得るのも休憩中。それぞれ何分入るか何セット行うかは個人の自由で、気持ちよくなるまで繰り返すのみです」

⇒【写真】はコチラ(サウナの入り方)http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1212857

 サウナは’64年の東京五輪を機に日本全国に普及したと言われているが、発祥の地はフィンランドだ。ヨモギダ氏の「日本で本場を味わえる最高の施設がある」との情報を基に、西へと向かうことにした。

◆本場フィンランドを日本で味わい尽くす

 兵庫県神戸市にある「神戸サウナ&スパ」は、日本の“リアルフィンランド”としてその名を轟かせる創業’64年の老舗だ。売りはなんといっても「ロウリュ」。サウナ室のサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させることで室内の温度を一気に高める「ロウリュ」はサウナーの大好物である。日本ではスタッフが行う施設が多い中、本場同様に自らロウリュを行える「フィンランドサウナ」がある。ストーブや木材など本場直輸入というこだわりの“小屋”に入り、ひしゃくで汲んだ水をサウナストーンにジャブジャブかければ体が瞬く間に温まる。そのまま入り口に置かれた白樺の葉ヴィヒタで体を叩いて新陳代謝を促進、至高の香りに包まれて昇天。間髪入れず、水温14℃の水風呂に浸かれば看板に偽りなく「シャキッ!」とキマる。その後、椅子に体を預けて神戸の海風を浴びながら目をつぶれば、もうそこはフィンランドだ。

⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1212860

 また100℃超の「メインサウナ」ではスタッフによるロウリュサービスがなんと20分に一回と高頻度。男たちはスタッフのタオルが巻き起こす熱波を“おかわり”しまくり汗だくで熱狂していた。支配人・橋本憲一氏も猛プッシュ。

「一日に60回以上のロウリュサービスがあり、うち5回はスタッフを増員してのダイナミックロウリュ。熟練者のタオルにあおがれて浴びる熱波に、みな病みつきです」

 ロウリュを味わい尽くしてフィンランドに思いを馳せる。サウナを極めるならば、まずはここから。

撮影/塩崎智裕