天弓2型の発射装置=読者提供

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(台東 6日 中央社)国軍は5日、同日午前に台湾東部近海で実施予定だったミサイルの演習を中止した。国防部(国防省)は、現場に近い離島・蘭嶼南東の公海上を中国大陸海警局所属の公船が航行しているのが確認されたためだと説明している。

国防部は3〜7日に演習を実施。5日には南東部・台東県の漁港から発射した天弓2型地対空ミサイルを、南部・屏東県にある九鵬基地の地対空誘導弾パトリオット(PAC2)で迎撃する実弾演習を行う予定だった。

天弓2型を開発した同部傘下の研究開発機関「国家中山科学研究院」の関係者によると、試射は5月に行われる計画だったが、台風の影響で延期を重ねていた。天弓2型の発射地点は数日前に決まったばかりだったという。

PAC2の試射は、昨年5月にも中国大陸の船や航空機が台湾の周辺海空域に侵入したことが原因で中止となっている。

(盧太城/編集:杉野浩司)