”日本一のおんせん県”として知られる大分県。古くから多くの人々に親しまれている温泉がたくさんありますが、別府市の竹瓦温泉もそんな温泉のひとつ。

九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線「別府駅」より徒歩で約10分、大分空港からの空港バス(エアライナー)の停まる「別府北浜バスセンター」からは徒歩で約5分。駅前通りから細い路地に入り、歓楽街を進んだ先に見えてくる、風格漂う建物が竹瓦温泉です。

明治12年創設で、当時は竹屋根葺きの浴場だったそうですが、その後昭和13年に現在の建物が建てられたとのこと。正面の屋根は唐破風造(からはふづくり)で、その外観は別府温泉の象徴とも言われています。

のれんをくぐり建物の中に入るとすぐ右手に番台があるので、そこで入湯料を支払います。

別府市営の公衆浴場というだけあって、入浴料は大人1人1回100円。県外から訪れた人にとっては、わずか100円で源泉かけ流しの温泉が楽しめるのは驚きです。

なお、一般的なスーパー銭湯とは異なり、ここ竹瓦温泉には、シャンプー、リンス、ボディーソープなどの備品は用意されていませんし、タオルもありません。番台で買うことも可能ですが、できれば持っていく方がよいでしょう。近くのホテルに宿泊している場合は、ホテル客室のタオルを持参することをおすすめします。

つややかに光る板の間を抜けた奥に、女湯と男湯ののれんが見えます。
のれんの先の脱衣所には衣類を入れるカゴと棚しかないため、貴重品を持っている場合はのれんをくぐる前にあるコインロッカー(100円)を利用しましょう。

のれんをくぐるとすぐ脱衣所があるので、そこで服を脱ぎ、階段を下りてお風呂に行きます。

お風呂場は撮影禁止のため写真はありませんが、片側が直線になった楕円形に近いかたちの浴槽がひとつあるだけで、シャワーなどの設備はありません。源泉かけ流しになっており、浴槽には常に新しいお湯が注がれているので、浴槽から手桶または洗面器でお湯をくみ取り、体を洗います。

若い方の中にはこういうスタイルの銭湯は初めて、という方もいるかもしれませんね。洗い場と浴槽の間の段差はわずかしかなく、お湯をくみ取って体を洗うので、浴槽内に石けんやシャンプーの泡が入らないよう、気を付けましょう。

竹瓦温泉の泉質は炭酸水素塩泉で、湯温は43度とけっこう高め。別府の人々は、お湯の温度を下げるために源泉を水で薄めるのを良しとしないらしく、源泉かけ流しの温度そのままとなっています。

また、竹瓦温泉には、通常のお風呂のほかに「砂湯」(砂蒸し風呂)があります。料金は1,000円。

受付で手渡される浴衣に着替えて砂の上に掘られた穴に横たわると、砂かけさんが体の上にどんどん砂を掛けてくれるので、温かく湿った砂の中でしばしの砂湯タイムを楽しみましょう。砂湯を終えるころにはかなり汗をかいて、体がポカポカになっているという口コミも多く寄せられています。

日本の古き良き大衆文化を味わうことのできる公衆浴場、竹瓦温泉。別府を訪れた際にはぜひ立ち寄って、”おんせん県おおいた”の魅力を味わってみてはいかがでしょうか。

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名称 竹瓦温泉
住所 大分県別府市元町16-23
電話 0977-23-1585
営業時間 6:30〜22:30(砂湯は8:00〜221:30受付分まで)