今や男性からも絶大な人気を誇る、ヨガ。といっても未経験の人からしてみれば「なんとなく身体に良さそうなのはわかるけど、そこまでみんながハマる理由ってなんだろう」と疑問に思うところもあるのでは?

そこで今回は、ハーバード大卒、BBCやVOGUEでも執筆する女性ライター、Meredith Bakerさんが書いた「たった1年で人生が変わった:ヨガが教えてくれた10のこと」を紹介。LAに引っ越した彼女がヨガに夢中になっていった経緯が赤裸々に綴られています。

「わたしは毎日強くなる」

大学を卒業した私は、当時付き合っていた彼とも別れて、LAに引っ越してきた。自分の一部が欠けてしまったような、心にぽっかりと穴が開いてしまったような感覚だったのを覚えているわ。

ふとヨガのクラスに行ってみたのは、気分をリフレッシュするための何かよいきっかけになれば、という軽い思いから。その頃の私は、ヨガを月に1度行うデトックスのようなものだと考えていたの。

初めて参加したとき、クラスメイトたちが集中してピシッとポーズを決めるなか、私はひとり、バランスを保てずよろよろしていた。でも不思議なもので、クラスが終わってスタジオを出るときには、なぜか気分が清々しく、元気になったような気がしたの。
私は味をしめてしまった。ヨガが私たちが生まれつき持っている精神的な強さや、身体的な可能性を引き出すためのとても強力なツールだということに気づいたわ。そこからの私のヨガへのハマりようといったら…。ついには先日、RYT200(ヨガ・インストラクターの資格)まで取得してしまったくらい。

ヨガを始めたときにもらったタオルには、「毎日、あらゆる面で、私は強くなる」という言葉が刺繍してある。最初はまったく気に留めていなかったんだけど、今では毎朝その言葉を噛みしめているわ。ヨガの真髄をよく表していると思う。

01.
手放す強さ

ヨガでは、ポーズをとって負荷がかかっているときに息を吐くことが多いの。最初はとても苦しいけど、思い切って深く踏み込んでポーズをとればとるほど、少しずつラクになっていく。それはまるで、身体にかかっている負荷や緊張をじわじわと外に逃がしていくような、何かを開放していくような不思議な感覚よ。

私たちはときどき、もう不要になったものをいつまでも持ち続けているせいで、人や物を全力で愛せないことがある。何かを手放すことはつらいけれど、そうすることで新しい愛やエネルギーを吸収することができるの。苦しいポーズを取りながら息を吐き切ったあと、また新しく新鮮な空気を胸いっぱいに吸えるのと同じように。

02.
自分への愛情

私たちは気がつかないうちに、自分に対してものすごく厳しくなっている。「また食生活がメチャクチャじゃない!」「なんであの時、あんなこと言っちゃったのよ!?」。そんなときにヨガが教えてくれたのは、自分でコントロールでき、かつ一生のうちで一番長い時間を共にするのは、他でもない自分自身だってこと。他の人に優しくなるためには、まず自分に優しくしてあげなくてはいけないってこと。

同じように、他人に「すごい!」って思わせたいのなら、まず自分が「すごい!」って感じるほうが先。今まで無理だと思っていたところまで頑張ってやってみる。そうやって、自分がしていることに自信が持てるようになったら、不思議と周りの人との関係も、いいところに落ち着いていくと思うわ。

03.
内に秘めた体力や柔軟性

ヨガに興味があるのにやりたがらない友達はよく、「体が硬すぎるのよね」とか「逆立ちとかできないの。きっとクラスで落ちこぼれになっちゃう」なんて言い訳をする。私だって半年前は、前屈しても爪先に手が届くか届かないかだった。でも今では前後に開脚なんてこともできるのよ。

いかに柔軟性が高いかとか、かっこいいポーズが決められるか、というのはヨガにとって重要なことじゃない。毎日コツコツ続けて、自分のベストに挑戦することこそ、ヨガの本質なの。

04.
直感を信じる気持ち

以前の私は、なにか直感的に「やりたい!」と思うことがあったとしても、それに反して「やらなくちゃ」と思っていることや、周りの人が「やってほしい」と思っていることをしていた。でもヨガと出会ってからは、直感と自分の行動を近づけたほうが、ベストな結果が出るのでは、と考えるようになったの。

たとえば朝、そのままベッドでダラダラしているよりも、起きてヨガをして爽やかな気分でスタートしたほうが1日気分がいいだろうなぁと、どこかでわかっている。また、これ以上一緒に居たらお互いが傷つきそうだなぁと感じる人とは距離を置く、とかね。色々と複雑に考える前の直感を信じることで、物事がスムーズに進むことが多くなったような気がするわ。

05.
スマホをOFFにする潔さ

なんとなくスマホが手元にないと落ち着かないとか、誰かとつながっているのを確かめたくて、常にメールやSNSをチェックしちゃうとか。なんだか不健康だなぁと感じるようになったの。

だから、1日に1時間スマホの電源を切る時間を作ってみた。そして実際に目の前にあるものや、聞こえる音、ごはんの味、ものの手触りといった五感で感じられるものに集中してみた。そうすると、世界は本当はスクリーンの中じゃなくて、実際に心や身体で感じられるものに存在するんだと実感することができたわ。

06.
ビクともしない集中力

ヨガで新しいポーズを練習したり、人生においてなにか新しいことを始めたりするとき。どちらも最初は転ぶのが怖いから、どこか腰が引けていたり、すべてを集中させないで少し逃げ道を残してあったりするでしょ?でも新しいポーズを習得するには、ものすごい集中力でバランスを保ち、何度もなんども練習しなくてはいけないの。少しでも気がそれると、グラリと体が揺らいでしまうから。

集中すると、いつもだったらふわふわと色んな考えが漂っているスペースに、静かな時間が訪れるわ。空気がぴんと張り詰めるの。いつも色々なことに気が囚われがちだった私にとって、この「集中力」は大きな収穫だった。

07.
ハッピーな気分

決していじめっ子の肩を持つわけではないわよ?これは02.でも述べたように、もし自分の存在によい意味で自信を持てていたら、他人からネガティブな空気を少しぐらい吹き込まれても気がつかない、という意味。そんなことより、周りのポジティブな人たちからハッピーなエネルギーをいっぱい受け取って、自分もまたそれにお返しすることに注意が向いているからね。

08.
自分のカラダへの
感謝の気持ち

ふとしたとき、たとえば胸いっぱいに深呼吸するときに、自分の身体に感謝したくなる。こうして空気を吸って、色々な器官が機能していて、感覚があって、沢山のことが感じられて、色々な経験をして、そして感動できて…。普段は忘れてしまいがちだけど、身体に感謝することって、とても大切なことよ。

09.
「無防備」という強さ

たとえば、ヨガで胸を思いっきり開くようなポーズ。自然界でいったらとっても無防備で、こんなポーズを取っているときに攻撃されたら、ひとたまりもないわよね。でも、こうしたポーズは自分がそれまでよりオープンに、力強くなったような気分にさせてくれるの。

同じように、自分が欲しいと思うものに対して無防備で向かっていくこと(誰かに拒絶されることや、失敗することを恐れずにいること)は、成功に近づく大きなステップ。ヨガにおいても、人生においても「無防備でいる」ということは、弱さの象徴ではなく、強さの表れなのかもしれない。

10.
周りの人との繋がり

私たちが外に発するエネルギーは、自分だけでなく周りの人たちにも影響を与えるわ。いいエネルギーをまとっている人の近くにいると、自分も元気になれるし、誰か大切な人のことを考えていると、その人から連絡が来たりね。

ヨガのクラスの最後に「ナマステ」という挨拶をするんだけど、サンスクリット語で「あなたの中に宿る神聖なものに対して、頭を下げます」という意味よ。もし自分の中に善い心があるのだとしたら、それは他の誰の心の中にもきちんとある。欠点ばかりを探し合うのではなく、善い心と、人々とをつなぐエネルギーの輪を大事にしていきたい。「ナマステ」はそんなヨガの教えをひと言で表す魔法の言葉なの。

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