世界で最も美しいサメ「ヨシキリザメ」とは何物なのか 

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【特別展】世界で最も美しいサメ「ヨシキリザメ」とは何物なのか 
〜仙台うみの杜水族館、挑戦3年目で分かったこと〜

仙台うみの杜水族館では、2017年1月9日(祝・月)まで、「世界で最も美しいサメ」と呼ばれている「ヨシキリザメ」についての特別展を実施している。

ヨシキリザメは飼育実例が少なく、その生態の多くが謎に包まれている。仙台うみの杜水族館では開業前から長期飼育に挑戦し、現在日本で唯一生体展示をしている。今回の特別展では、ヨシキリザメと私たちとの深い関わりや、試行錯誤を重ねて飼育を通して分かってきたことを紹介する。さらに、ヨシキリザメをはじめ、様々なサメの歯の骨格標本も展示。

<ヨシキリザメとは?>
ヨシキリザメ
英名:Great blue shark, Blue shark
学名:Prionace glauca
メジロザメ科

世界中の海に広く分布しているサメ。長い頭部に流線型のスマートな体、大きく真っ黒な目が特徴的。英名で「ブルーシャーク」という名のとおり、鮮やかなインディゴブルーの背中と真っ白の腹部とのコントラストが大変美しいことから、最も美しいサメとも言われる。

しかし、その色は水から引き上げるとすぐにグレーに変色してしまうため、水中を泳いでいる時にしか見ることのできない美しさといえる。ヒレはフカヒレの原料になり、はんぺんやかまぼこなどの練製品としても活用されている。

<内容>
■日本唯一、ヨシキリザメの生体展示
仙台うみの杜水族館では、現在2尾のヨシキリザメを飼育中。青く美しいヨシキリザメは、世界三大漁場と知られる三陸の海と縁が深い生きもの。しかし、飼育事例はとても少なく、現在生きている姿を展示しているのは日本でここだけ。現在展示しているヨシキリザメの1個体は、6月21日に搬入され、同館での飼育日数を日々更新している。
(場所 :1階 大漁 宝のうみ)

■ヨシキリザメの生態・分布から、人との関わりを紹介
『わたしたちとヨシキリザメとの関わり』
宮城県は三陸の海の恵みを受け多種多様な水産物が水揚げされている。そのなかでも気仙沼は「サメ」の水揚げ日本一を誇る。水揚げされるサメのなかで、現在最も多く水揚げされているのはヨシキリザメで、全体の約8割を占めてると言われる。

気仙沼では古くから、フカヒレなどの水産加工業を通して、ヨシキリザメと深く関わってきた。今回レクチャールームでは、ヨシキリザメの知られざる生態や気仙沼とのつながり、漁獲方法などを紹介する。

さらに『仙台うみの杜水族館』で、ヨシキリザメを展示するまでに至った数々の貴重なシーンを、ドキュメント映像として放映する。(映像協力:宮城テレビ)

■仙台うみの杜水族館、挑戦3年目で分かったこと、その知見を紹介
『ヨシキリザメの飼育を通して分かったこと』
仙台うみの杜水族館では開業前より、三陸の海と縁が深いヨシキリザメを飼育・展示しようと、数々の漁に出てきた。しかしながら、飼育実例が少なく、謎に包まれたヨシキリザメの展示は全てが手探り状態であり、挑戦3年目にしても未だ分かっていないことが数多くある。

このコーナーでは、ヨシキリザメを展示するまでの工程(採集方法や輸送、水槽への搬入方法など)をはじめ、餌や水槽環境などを紹介。さらにこれまでの飼育を通して得られた、さまざまな知見や飼育状態をより良好にするための今後の課題なども知ることができる。

また、サメの歯の骨格標本や、貴重なヨシキリザメ(幼魚)の液浸標本、約180僂離茱轡リザメの冷凍標本を展示。ヨシキリザメの肌ざわりや質感を体感できるよう、冷凍標本には実際にふれることができる。

■ヨシキリザメに詳しくなろう!
『ヨシキリザメクイズラリー』
特別展期間中、館内を巡りながらヨシキリザメについて学ぶことができる、「ヨシキリザメクイズラリー」を実施。問題に答えて、暗号を解読すると素敵なプレゼントがもらえるかも!?
(ラリーシート配布場所:1階総合案内)

<開催期間>
2016年9月17日(土)〜2017年1月9日(祝・月)

(2016年9月23日時点の情報)