意外と穏やか

写真拡大

東京都議会の代表質問がきのう4日(2016年10月)に行われ、小池百合子知事と議会各派との論戦が始まった。午後1時から午後8時まで続いたが、火花を散らすような場面はなかった。

最初に登壇した自民党の高木啓幹事長は「ブラックボックス」を取り上げた。小池知事は選挙戦のときから都議会には不明朗なことが多いと批判していたが、高木氏は「(ブラックボックスとは)どのようなもので、どこにあるのか解明されましたでしょうか」と皮肉った。小池知事は質問に笑顔を見せ「日本流の根回しをはじめ、日本の政治風土においては往々にして主権者の目の届かないところがあります」とかわした。

豊洲新市場移転に関して、高木氏は「都議会に報告される前に記者会見で発表された。私たちは『議会軽視』と呼んでいます」とチクリと刺した。

都民の支持強く攻めにくい自民党

「ヤジは議場の華」といわれるが、ヤジらしいヤジもなかった。途中、「聞こえない!」「ボリュームをあげて!」という声があったが、小池知事は「どこで上げるんでしょうか。(分からないので)じゃあ、大きい声で話せばいいんですね」と声の方を見ながら答えた。

代表質問を終えて、小池知事は「国会と比べて寝ている人がいなかったのは、むしろ驚きました」と余裕をみせていた。

東京都の元副知事の青山?(やすし)氏は「本来なら豊洲市場移転が最大の争点だったが、地下空間の存在が明らかになったことによって、攻め込む相手が小池知事ではなく、従来の都政批判という結果になりました。そういう意味では、最大争点がずれてしまった」と語る。

司会の加藤浩次「対決、対決とわれわれも煽ってきましたが、穏やかものでしたね」

菊地幸夫(弁護士)「論戦とすらいえないものでした」

加藤「都民の支持を受けた小池さんに、あまりものを言えない状況だったのでしょうね」