離れていても通じ合う…入院中の子供たちに「光」でコミュニケーションをとる取り組みが素敵

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長期の入院を余儀なくされている子供たちのために、街の人々が「光」を届ける取り組みが話題となっている。

光を使ったコミュニケーション

その取り組みとは、アメリカのロードアイランド州で行われている「Good Night Light」。

これはプロビデンス川付近の「Hasbro Children’s Hospital」で入院し続けている難病の子供たちに、毎晩街の人が「おやすみ」という意味を込めて携帯用ライトなどを4回点滅させるというもの。

また入院中の子供たちがその光を確認すると、病室の窓から「ありがとう」の意味を込めて2回光を点滅させてコミュニケーションをはかるという。

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子供たちの中には街からの光をみて喜び、病気への不安と孤独な気持ちを慰められる子もいるそうだ。

漫画家がバイクの光で合図を送る

この取り組みが始まったのは6年前。

最初に思いついたのはボランティアで26年間も病院の子供たちを楽しませてきた、漫画家のSteve Brosnihanさんだと言われている。

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彼は病院から帰る時、いつもバイクのライトを点滅させて1人1人に異なった合図を送っていたという。

さらに昨年末には地元の企業にも、Hasbro病院に向かって光を点滅させ、「おやすみ」という合図を送って欲しいと要請する。

ナイトクラブが最初に参加

その要請に最初に応えたのは、ナイトクラブとレストランを兼ねた「The Hot Club」というお店。

店のスタッフは8時30分頃になると巨大なネオンサインを点滅させ、さらに冬でさえ常連客と一緒にデッキへ出て、毎晩ライトを点滅させたという。

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そしてナイトクラブに続いたのが地元の汽船会社で、彼らもタグボートに積んだ強力なサーチライトを病院へ向け、時には汽笛を響かせたそうだ。

さらにその後もヨットクラブやレストラン、警察、そして多くの人びとが参加し、今では毎晩のように高層ビルや遠くの教会からも光が送られてくると言われている。

「決してこの経験を忘れない」

Brosnihanさんによれば、一番最初に光を見た子供たちは「嘘でしょ、これはみんな僕のため?」と言って喜び、大人たちの中にも「鳥肌が立った」と告げた人もいたという。

また慢性免疫異常で入院している13歳のOlivia Stephensonちゃんも、AP通信の取材に対し「私でさえ知らない人々が、このように時間を作ってくれるのは特別なこと。私は決してこの経験を忘れません」と語っている。

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入院して不安に怯え、寂しい思いをしている子供たちに向けられた「光」。

そこには単に「おやすみ」だけではなく、「見守っているよ」「がんばれ!」という意味や気持ちも込められているに違いない。