3日、参考消息網は「中国人の象皮需要拡大でミャンマーのアジアゾウが虐殺されている」と指摘する英紙デイリーメールの記事を掲載した。資料写真。

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2016年10月3日、参考消息網は「中国人の象皮需要拡大でミャンマーのアジアゾウが虐殺されている」と指摘する英紙デイリーメールの記事を掲載した。

ミャンマーの密林で見つかった皮を剥がされたゾウの死体。ゾウは新興の「象皮貿易」の犠牲者だ。現地政府は「ここ数カ月で4件の密猟を把握」としているが、「今年だけで少なくとも50頭が殺された」との情報もある。象皮は中国で需要が拡大しており、薬材として用いられるほか、宝飾品にも加工されている。

アジアゾウは過去40年で50%以上減り、ミャンマーに生息する野生のアジアゾウは2000頭余りと言われる。ミャンマー当局の発表によると、2013年から15年までの2年間でゾウの密猟は25%増えた。中国西南部では1キロ45ポンド(約6000円)の値が付けられた象皮421キロが押収されたこともある。

英国に本部を置くアジアゾウの保護団体が「購入希望者」を装って現地で潜入調査を行ったところ、絶滅危惧動物の皮革加工で知られる業者は「中国広東省の顧客に最初の取り引きで30キロ余りを渡し、再び注文が入った」と明かした。調査担当者は「象牙に国際社会の厳しい目が向けられる中、業者らは新たに象皮市場開拓を図っているとみられる」との見方を示している。(翻訳・編集/野谷)